最新更新日:2024/06/05 | |
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流れる水のはたらき11月6日(金) 曇り 朝、職員室にいると、校長先生から 「K先生、今日は面白いイベントが一つありますよ」 とのネタの提供が。 なんと、5年生が理科の“水のはたらき”の授業で川の流れを観察しにいくというのです。 しかも、化石博士の庁務員の先生も同行されるとのこと。 こ、これは、取材にいかなくては!と同行させていただきました。 校門に着くと、 「先生〜! 今日ぐっぱで1人になっちゃったから一緒に観察しよう!」 と声をかけてくれる児童が。 なんと嬉しいお誘い! 目がハートになってしまいます。 しかし、私の足元はスニーカー(しかもコンバース)。 こんな軟弱な装備では川に入れそうにありません。 ごめんね。せっかく誘ってくれたのに。 小学校から少し歩くと、犀川という大きな川にぶつかります。 そこから脇に入った小さな川で本日の観察を行います。 ・水中を覗けるメガネで川のながれ、水底の様子を観察。(運搬、堆積) ・板に小さい石や砂利と、大きい石を乗せて、流れの速いところと遅いところでどのように石が動くかを観察。(運搬) ・川岸のどの場所が、どのように削れているかを観察。(浸食) 足元に気をつけながら、危ないところは手を取り合ったり、道具を持ちあったりしながら力を合わせて観察していました。 少し場所を移動して、今度は化石を見つけてみます。 化石博士(庁務員の先生)に、どのような石に化石が見つかりやすいかを教えてもらい、みんなで探していきます。 “石”はその辺に転がっていて、普段珍しいものではないのですが、こうやって観察すると、色々な石があります。 そもそも“石”とは何だろう? どうしてこんなに色々な石が出来るのだろう? 子供たちと一緒に、色々な疑問が湧いてきます。 こんなに身近なところにも、疑問や発見、面白いものはたくさん落ちています。 それぞれに見つけた石を、洗ったり、削ったり、割ったりしながらの化石探し。 化石博士にはどんどん石が運び込まれ、鑑定が進みます。 その結果、有孔虫や葉っぱと思われる化石が見つかりました! 見つからなかった子も、お気に入りの石、珍しい形の石などを手に入れ、お土産が出来ました。 「家に帰ったら、お父さんに見せよう!」 「机に飾ろう」 という声も。 宝物がまた一つ増えたね。 ところで、川にスニーカーという出で立ちでのぞんた私ですが、予想通り川の流れに行く手を阻まれまくりました。 遠くに行けない私を気遣い、近くで川の観察をしてくれる子たち、 川を渡ろうとする私に手を貸してくれる子、 「先生、大丈夫?」「こっちを通った方がいいよ」と声をかけてくれるみんな。 最終的には、土木工事が子供たちによって行われ、大きな石を並べて橋まで作ってくれました!(杖つき) みんなとは違う状況の人(川にスニーカーで行く私)、 ハンディキャップのある人(川に入れない私)、 に対しての、子供たちの対応の仕方、受け入れる懐の深さが垣間見えた時間でもありました。 どんな人にも気遣いが出来て、独りぼっちにすることのない、優しいみんなです。 本当にありがとう! みんなは今日、どんな事を学んだかな? 私もお陰様で、たくさんのことを学びました。 子供たちのそばには、たくさんの学びの種が落ちています。 1つずつ、丁寧に拾って、大人として私も学びを深めていきたいです。 |
安曇野市立明北小学校
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