最新更新日:2024/05/28 | |
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激写くん!Part52月8日(月) 雪のちくもり 【激写くん! Part5】 ●1枚目 先週月曜日、視聴覚室のピアノの調律に来ていただきました。 明北小には、グランドピアノが3台あります。 体育館、音楽室、そして視聴覚室です。 視聴覚室のピアノは年代物ですが大きく、鍵盤はなんと象牙です。 象牙は、指先に吸い付くようなタッチで弾きやすいそうです。(高嶋先生談) 象牙の鍵盤は、今はフルコン(フルコンサートグランドピアノ、世界のトップピアニストがコンサートやレコーディングをする事を目的に作られるピアノ)くらいにしか使われないと調律師さんがおっしゃっていました。 年に1度の調律を済ませたこのピアノ。どんな音になったか弾いてみたい、いや誰かにぜひ奏でてほしいとひっそり思っています。 ●2枚目 木曜日、松本大学の学生さんが、来年9月のインターンシップの話をしにいらっしゃいました。お2人とも明北小の卒業生で、4日間かけて先生方のサポ―トをしながら、職場体験をするそうです。 対応した教頭先生と一緒に、卒業アルバムやビデオなどを見ながら懐かしんでいました。 母校での職業体験を通して、これからどんな未来を描くのかな。 ●3枚目 毎日明北小に通っているのに、見逃している庁務員の先生の作品があることに気が付きました。 そこで今朝、カメラを片手に校庭から築山を通りぐるりと外を1周してみました。 外を歩いていると、雪混じりの冷たい風が、容赦なく吹き付けてきます。 慌ててジャケットの前をしっかりと首まで閉めたところで、“北風と太陽”のお話をふと思い出します。 寒い…身も心も固く閉じてしまいそう。 と、見えてきた楽しい木々たち! 上の写真は、築山の横にある木々です。 両手をそれぞれに挙げていて、とても楽しそうです!仲良し三兄弟が踊っているところみたいに見えます。 下の写真は、校庭の西側、サッカーゴールの裏辺りにある木々です。 庁務員の先生いわく、「見る人によって色んなものに見える」とのことです。私には、小さいトトロと、中くらいのトトロと、大きなトトロに見えました。 みなさんは、何に見えますか? (ちなみに、校長先生にはこんな風に見えたようです↓) http://www3.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id... 北風の後に、あたたかい太陽のような作品に出会えて、心弾み校内に戻りました。 6年生租税教室2月5日(金) 快晴 今日の3時間目、6年生は租税教室がありました。 租税教室。税金について学ぶ授業です。 松本法人会事務局の井上さんと、法人会メンバーの明北電気工業 代表取締役の岩垂さんにお越しいただきました。 法人会とは、会社の社長や社員の方が集まって税金について勉強している団体だそうです。 外部講師を招いての授業。 これはお伝えしたいと取材を決めたのですが、税金についてかぁ、真面目で難しそう。眠くなったらどうしよう…と思いながらの参加。(すみません) いや〜楽しかった! テンポよく45分が過ぎていきました。面白豆知識も豊富で、メモが追い付かないくらいでした。 授業の導入部。 まずはこの問いから始まりました。 「税金は、あった方がいい?ない方がいい?」 先にネタバレしてしまうと、授業の最後に、改めてこの問いに直面します。 その時に、みんなはどう思うのか?最初の考えは変わるのでしょうか? そもそも、“税金”とは何なのか? 大きく国税と地方税に分けられますが、今日はその両方に関わる“消費税”について学びました。 日本の今の消費税はどのくらい?世界の消費税事情はどうなの? え?消費税がない国もあるの?(カタールやクウェートなどの中東の国はないそうです。) では、消費税の高い国(デンマーク)と、日本は何が違うの? デンマークは、消費税は高くても、幸福度は世界2位らしい… など、資料を見ながら進みます。 そして話は、日本で1年間に集まる消費税額に及びます。 年間で、約27兆円にのぼるそうです。27兆円って…0が多すぎてよくわからない。 …と思っていたら… おもむろに、スーツケースを持ち出す井上さん。 中を開けると、なんと!1億円が入っていました!(見本です) いやー、びっくりしました。 まさか本物か?と思ってしまったのは、私だけではないはずです。 1億円分の1万円札を並べると、長さ1メートル、重さは10kgになるそうです。 27兆円分となると、270km。これは長野県の南北の長さより長いというので驚きです。 このお金の使い道は誰がどこで決めているのか、そこまで確認したところで、アニメ上映となりました。 このアニメは、主人公が税金のない世界を体験するというものでした。 とある休日を、税金がある場合(日常)と、なくなった場合の2パターンで描いています。身近なところに使われている税金が今すぐになくなったらどうなるのか、アニメを通して疑似体験できたと思います。 こうして社会の仕組みやシステムを勉強している6年生。 12歳ほどの彼ら彼女らにとってはまだ難しく、自分事として捉えにくい部分もあると思います。しかも今回は税というテーマでしたが、岩垂さんのトークがとてもお上手で、最初から最後まで楽しく分かりやすく授業が進みました。 地元の方々のご協力に心から感謝です。 授業の後、1億円の束をみんなで触ったり持ち上げたりして味わいました。 見本だと分かっていても少し興奮していまいます。良い笑顔が見られました。 総合学習のチラシ配り2月4日(木) くもり お伝えしたいことが溜まってきております。 学校生活、1日として同じ日はありません。 子どもたちの様子はもちろんのこと、先生方をはじめ周りの方々の関わり、教室から見える景色さえ日々変化していきます。 そのほんの1ミリでも、お伝え出来たらいいなと思うのですが、毎日発見や感動があり、全てをお伝えしきれないというのは、嬉しい悲鳴でもあります。 1月28日の『激写くん!Part4』でお伝えした3年生の総合学習。 (記事はこちら↓) http://www3.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id... その翌日の29日。 3年生の別の班の児童たちが、かんだち山の事をまとめたチラシを、職員室に配りにやってきてくれました。 もちろん校長室まで足を運び、校長先生にも配ります。 子どもたちと会話をしながら、にこやかに受け取ってくれました。 教頭先生とは、カメラを構えるとカメラ目線でポーズをとってくれました。 『かんだち山 チラシ はいふ中!!』と書かれた旗を持ち、「チラシいりますか〜?」と声を掛けながら、先生方に配る姿がとても可愛らしいです。 「もらってください」という声掛けにしたら、より多くの人にもらってもらえるのではないかとのアドバイスを受け、配り方も変えていました。 チラシには、“高学年用”と“低学年用”の2種類が用意されていました。 私は高学年用をもらいました。 「そうか。 漢字が多いと低学年は読めない。でも、ひらがなだけだと高学年は読みにくい。 そこで、漢字とひらがなを使い分けて2種類用意したんだな。」 と、読み手に対する配慮に感心していたのですが… 子どもたちの工夫は、それだけではありませんでした。 今週に入り、まだもらっていなかった人のために、また職員室にチラシを配りに来てくれた3年生の児童。 今度は低学年用をもらいました。 そして中身を読んでみると… なんと、チラシの内容自体が違うものでした。 かんだち山で深刻な松枯れについてまとめられた高学年用に対し、低学年用は、松枯れの原因と言われているマツノマダラカミキリという虫にクローズアップしたものでした。 年齢による興味の違いまで配慮して作っているのか…!と思うと、本当にびっくり。 感動! 3年生という真ん中の学年ならではの発想かもしれません。 “チラシ”を作るうえで、ターゲットを絞り、それに合わせた内容を考えていくという技まで見せてくれた3年生の児童達。 この日も私の心を動かしてくれました。 投票日2月3日(水) 晴れ 朝8時10分。 3年生から6年生までの教室をZoomで繋ぎ、選挙演説が始まりました。 今日は児童会選挙の投票日。 これまで行ってきた選挙演説も、これが最後となります。 推薦責任者、立候補者の児童は、マスクをつけた状態でしたが、はっきりとみんなに伝わるように演説が出来ました。 演説の後は、投票にうつります。 4年生の教室で様子を見せてもらいましたが、選挙管理委員の児童達が、記入の仕方、紙の折り方、投票箱への入れ方など、投票の仕方を丁寧に説明しながら進行していました。 記入が終わったら、出席番号順に名前が呼ばれ、投票しました。 3年生から6年生までの投票箱は、今、職員室に保管されています。 2時間目休みに、選挙管理委員の児童達が開票するそうです。 それにしても、本当に堂々としたスピーチをしていた立候補の児童。 立候補するには、勇気が要っただろうな。 「やってみたいな」と思うところまでは簡単だけれど、そこから実際に手を挙げ、どんな学校にしたいかを自分に問いかけ、それを大勢の人に伝えるために言葉を選び、みんなを前にして話し、伝え、結果を待つ。 今回は信任投票となるわけですが、それでも自分の在り方を問われるようで緊張すると思います。 周りで支えてくれる仲間の存在は、とても大きかっただろうな。 小学校では高学年の5年生。 されど5年生。子どもたちの勇姿を見ていると、色々と思いを馳せてしまいます。 よく頑張ったね。とても立派でした。 選挙結果が出たら、心からの労いの言葉を贈りたいです。 春に向けて
<Kの学校日記 vol.60>
2月2日(火) 雨のち晴れ <第2稿> 明日は立春ですね。 今年の立春は2月3日。 3日が立春になるのは1897年以来124年ぶりだそうです。 暦の上では明日から春。 明北小でも、庁務員の先生が春に向けての準備を着々と進めてくださっています。 (写真1枚目) 小学校北側、国道19号沿いにある梅の花です。 つぼみが小さく膨らんでいるのを、庁務員の先生が教えてくれました。 白い花を咲かせようと、ぷっくり膨らんだつぼみがとても可愛らしいです。木々も春の準備を進めていますね。 (写真2枚目) 庁務員の先生が、鳥の巣箱を新しく作ってくれました。 すでにあったものに加え、新しい巣箱は、渡り廊下からよく見える位置に置かれています。 春になり、ひなを育てる姿が見られることを期待して。 (写真3枚目) 私の大好きなカッパが、春バージョンになりました! 剪定した際に落としたやつでの葉っぱと、春らしいパンジーが頭に咲いています。 この子も季節の移ろいを感じさせてくれる1人です。 明北小の校庭や庭、どこを見てもいつも手入れがされていて気持ちが良いです。 そして、子供たちが喜ぶような遊び心もいっぱいで、校内からでも季節が感じられるように様々な工夫がされています。 そんな庁務員の先生は、どのように毎日お仕事されているのか、いつか取材してみたいです。 春までに、そんな機会があるといいなと思います。 4年生音楽(旋律づくり)2月2日(火) くもり まずは昨日の3時間目、4年生の音楽の授業の様子についてお伝えしたいと思います。 4年生も今、旋律の授業をしています。 4年生は、リズムがとても複雑になります。 ♪ターンタンタタ、ターンタタンウン(ウンはお休み)の2小節です。 (音符の表記が出来ずに分かりにくくてすみません…) 付点4分音符や8分音符も加わり、とにかく難しいリズムなのです。 そして、旋律を作るために選ぶ音が“ミ、ソ、ラ、高いド、高いレ”の5つに増えます。 この5つの音を組み合わせて自由に作るのですが、最後の音は“ラか高いレ”のどちらかにします。 この最後の音を絞ることで、あとはどの音を自由に組み合わせてもまとまった旋律になるそうです。 この旋律の授業、他の学年はというと、2年生はお祭りのリズム、3年生はお囃子の旋律でした。 4年生は、このリズムとこの5つの音で、一体どんな音楽になるのでしょう…! これまでの授業で、それぞれがノートに旋律を作っていました。 自分の作ったものを見られるのは恥ずかしい気持ちもあるでしょうが、1人の児童がノートを見せてくれました。 4年生は、リズムに合わせて旋律を作るだけでなく、そこに“工夫すること”も記入するようになっていました。 1年生から進めてきた旋律の授業を通して、今年はさらに自分なりの工夫を取り入れてみるようです。 そして今回の授業では、1人1人が作った旋律を、班ごとに繋げて1つの曲にして、発表します。 本来はリコーダーでこの旋律を奏でる予定でしたが、リコーダー演奏が出来なかったため、3年生と同じようにオルガンで行います。オルガンで出せる幅広い音色の中から、どの音色にするかも自分たちで選びました。 発表前に、班ごとに分かれて練習をしました。 各班で1台ずつのオルガンを使いながら、賑やかに練習が進みます。 リズムが難しいので、音楽の先生方にアドバイスをもらいながら繰り返していました。 15分ほど練習をしたところで、発表にうつりました。 オルガンで旋律を弾く順番、選んだ音色、そして“工夫したところ”を発表してから、演奏しました。 このリズム、そしてこの5つの音… 組み合わせた曲を何度も聴いているうちに、共通点が見えてきたような気がします。 みんなはどんな印象を受けたかな? 何か共通点に気が付いた人はいたかな? 次回の音楽の時間に、今回取り組んだ旋律の特徴をもった音楽の鑑賞をします。 どんな音楽を鑑賞するかは、まだ秘密です。 その音楽を聴いてみると、なるほど!と納得して、今回の取り組みと繋がるかもしれません。 また、普段あまり手にしないような珍しい楽器の演奏にもチャレンジしてみる予定です。 本来であれば、音楽鑑賞と、この楽器の演奏を経てから、自分たちでも旋律を作ってみる…という流れだそうなのですが、 警戒レベルが上がったことにより、数が少ない楽器の周りに児童が集まり密になることを避けて、音楽の先生が順番を入れ替えてくれました。 リコーダーからオルガンへ。 そして授業の順番を入れ替えるなどの工夫をし、子供たちの学びの環境を整えながら授業を進めてくれる音楽の先生。 最後のまとめとして、こうおしゃっていました。 「今回、旋律をみんなで“つなげる”という事をしてみた。リコーダーからオルガンに変更があったけれど、そのことで“みんなでぐるぐる回ったり”“音色を選ぶ”事が出来た。旋律を“つなげる”という事を、よりみんなで工夫することが出来たね。」 色々な変更に柔軟に対応しながらも、より子どもたちの学びを深めることが出来た音楽の授業でした。 3年生音楽(お囃子の旋律づくり)2月1日(月) くもり 音楽の先生から、良い情報をいただきました! 今日、3年生と4年生の音楽の時間に、発表があるとのこと。 今、旋律作りの授業中で、出来上がった曲の発表がそれぞれあるそうなのです。 これはぜひ見せていただきたいと、取材に行ってきました。 2時間目、3年生の音楽の時間です。 3年生は、“お囃子の旋律”を作っていました。 ♪ターンターン、タンタンタンウン(ウンはお休み)の4拍子2小節のリズムに、“高いレ、高いド、ラ”の3つの音を当てはめて作ります。 本来であればリコーダーを使って、作った旋律を演奏する予定でしたが、警戒レベルが上がったことによりリコーダーの演奏が出来ないため、オルガンを使って演奏することになりました。 オルガンは、色々な音色を奏でることが出来ます。 そこで、どんな音色を使って演奏するかも、子供たちが選ぶことになりました。 今日は、それぞれが作った旋律を、班ごとに繋げて1つの曲にして演奏発表をします。 各班、4人ずつ。 8小節の曲が完成することになります。 どんなお囃子の音楽が出来上がるのかな?みんなが、オルガンのどんな音色を選ぶのかも楽しみです。 まずは、各班に分かれて練習をしました。 発表の際には、オルガンをひく順番や選んだ音色なども説明します。 誰がどの台詞をいうのかも、各班で話し合って決めていました。 オルガンを弾く時には、1人ずつ入れ替わって、ぐるぐる回りながら自分の旋律を弾きます。音が途切れないように、素早く順番を入れ替わるのもポイントとなりそうです。 練習を重ねるたびに移動も早くなり、ぐるぐるとずーっと回っている班もありました。 (まるで止まることを知らないマグロがぐるぐる回遊するように、すごい速さで回っていました。) そして、お待ちかねの発表の時間です! 曲の長さとリズムは同じ。 でも、選んだ音、選んだオルガンの音色、それを並べる順番、終わりの音などで、全く違ったものになります。 それぞれどんなところが違うのか、味わって聞いてみてね、と音楽の先生からお話がありました。 それぞれが選んだ音、それが連なって旋律となり、その旋律がまた連なって一つの曲になっていきます。 班のメンバーのどの旋律をどの順番に持ってくるかでも曲の印象が変わってきます。 そして、オルガンで選んだ音色がまた、曲の印象を違ったものにしていました。 オルガンで選べる音色は、“ピアノ、トランペット、バイオリン、オーボエ”などなど…幅広くあります。 お囃子の音楽ということで、“琴”を選んでいる班が多かったですが、中には“パイプオルガン”を選んでいた班も…。 また、班の全員が同じ音色にしたり、1人1人違った音色にしたり。 違う音色にした場合は、オルガンのボタンを押して音色を変える必要が出てきます。 ある班は、自分が演奏した後に次の人が演奏する音色のボタンを押してから交代。 またある班は、余裕を持って2人先の演奏に備えて待機し、ボタンを押していました。 どの人が押せばスムーズに回るのか、考えて工夫しているのが見てとれます。 班ごとの発表が終わる度に、みんなに感想を聞きました。 「曲の終わり方が良かった」 「一人ずつ音色を変えていてすごいと思った」 「リズムやテンポが良かった」 「音が変わるところが、素早くていいなと思った」 など、それぞれの班の良いところを見つけて発表してくれました。 同じ人がいつも発表するのではなく、本当に色んな人が手を挙げて発表していました。 人の発表を静かに聞いて感想を持ち、それをみんなの前で自分の意見として発表が出来る事、それを多くの児童が出来ていることが素晴らしいです。 きっと、自分の意見を自由に言える環境が普段から整っているのだなと思います。 物怖じせず、自分の想いを、伝えるべき場で多くの人の前でも伝えられる事は大切な力だな、と改めて感じさせてくれた3年生でした。 つづく… (4年生の音楽発表の様子は、明日掲載予定です。) |
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