最新更新日:2024/05/02
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想像する力

<Kの学校日記 vol.14>

11月12日(木) 晴れ


昨日の事です。
配布物を確認していたら、一年生の学年通信が入っていました。

「そうぞうをひろげて、よもう!」〜くじらぐも
の表題のもと、国語で“くじらぐも”を題材にした授業の様子が載っていました。

その内容に、私は朝から感動してしまい、この学年通信を永久保存版にしようと心に誓った次第です。全文掲載したいくらいです。

「そうぞうをひろげて、よもう!」の表題の通り、子供たちの想像力を引き出すために色々な取り組みがされているわけですが、それがなんとも楽しく素晴らしいのです。

・「劇にしてやってみたい!」という子供たちの願いから、「」(かぎかっこ)の台詞に注目し、動作化したり、言い回しを工夫してみました。

・「くじらぐもにのってみたいな」という声をもとに、くじらぐもを制作。
 どこにのりたいか?どんなポーズにしたいか?を決めて写真を撮り、切り取ってくじらぐもに乗ってみました。
 これが楽しくて大爆笑だったらしい。私も想像するだけで楽しい!

・くじらぐもにのった子供たちが空を旅する部分では、台詞がほぼなかったので、みんなで“ふきだし”をつくって台詞を考えてみました。
 学年通信の裏面に、実際の子供たちのつくった“ふきだし”が掲載されているのですが、お話の中の限られた表現をもとにした、あふれ出る想像力に驚かされます。


もう、この時点で私は感動しているわけですが、さらに続きが。

くじらぐもの物語は終盤。
お話の中で子供たちが、ジャングルジムにのり、空に向かってくじらぐもとお別れする場面。
そこで、1年生のみんなも実際に校庭に出て、ジャングルジムの上で、自分が考えた台詞を言ってみるというのです!空に向かって!
なんという楽しい企画!
これはぜひ取材したい!と、みんなの姿を想像してほくほくしてしまいました。


ところが、しばらくすると。
校庭から子供たちの元気な大きな声が。

…えっ!?ま、まさか!?
そう、まさに今、子供たちがジャングルジムで空に向かって叫んでいるではありませんか!
慌ててカメラを取りに行き、激写したのですが、微妙に間に合いませんでした。

空を見ると、大きな、本当にくじらのような雲が。
もしかしたら、このくじら雲を見つけて、急きょ校庭に出てきたのかな?
それともたまたま、奇跡的にくじら雲が出てきてくれたのかな?
いつもより高いところから、空に向かって自分の考えた台詞を言えた子供たち。
それだけでも、気持ちが良さそうです。
国語の授業って、こんなに楽しいものだったんですね。
先生達って本当にすごいです。

“想像する力”というのは、どんな力なんだろう?
どうやって育まれていくのだろう?
そう考えた時に、そもそも、何もないところから想像することは出来るのか?という疑問が湧いてきます。
ゼロから想像するというよりは、やっぱり自分の経験した出来事や気持ちから生まれてくるように思えます。
だとすると、たくさんの経験を積んでいくことが、子供たちの想像力を育むことに繋がっていくのでしょうか。

楽しいこと、嬉しいこと、大切にされたこと、悲しかったこと、悔しかったこと、
どんなことも子供たちの糧になっていくのだとしたら、環境を整えようとするあまり、経験する機会を奪ってしまいすぎていないかな?振り返る機会にもなりました。

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