最新更新日:2024/04/26
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大人になっても読んでみたい「論語」

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 みなさんにとって、「うれしいこと」は何ですか?大会で優勝したとか、宝くじが当たったとか、いろいろとあると思います。「楽しいこと」とは何ですか?好きな映画を見る、音楽を聴く、ゲームをする、人気のスイーツを食べる、という人もいるでしょう。
 では、逆に「不満に思うこと」はありますか?がんばっているのに結果が出ない、人からの視線が冷たい、対応が横柄である…。ふだん生活している中で、いろいろと「思うこと・考えること」があると思います。
 中学3年国語の教科書の中に、「論語」があります。この論語は、今から2500年以上前に書かれた書物です。(えっ、今は2020年だから2020−2500で、マイナス?紀元前500年とか?)この大昔の「論語」の言葉から、励ましや戒めとして、今の私たち自身を振り返ることができます。言うまでもなく「論語」は、生徒が学習する教材ではありますが、大人の方々が読んでも役に立つことでしょう。
 教科書にある「論語」の中の一つを紹介します。

〈⁽書き下し文〉 
 子曰(い)はく、「学びて時にこれを習ふ、また、説(よろこ)ばしからずや。朋(とも)遠方より来たるあり、また楽しからずや。人知らずして慍(うら)みず、また君子ならずや。」と。

〈現代語訳〉
 孔子先生はおっしゃいました。「学んだことを機会があるたびに復習して体得することは、なんとうれしいことではないか。 友が遠方から訪ねて来てくれることは、なんと楽しいことではないか。 世の中の人が認めてくれなくても、不平や不満を抱かないのは、なんと徳の高い人格者ではないか。」と。

 勉強しなければならない、知っていないと恥ずかしいと、我々はつい感じてしまいがちですが、本来「知識を身に付けることが純粋にうれしい」、そう思うことが、昔も今も大切であるようです。
 また、機械に頼り、便利さを求める昨今、「苦労をしながらも人が行動してくれたことに心から感謝し、それを真の楽しさ」と捉えるべきなのかもしれません。
 そして、他人の言動からくる不満やいらだちは決してなくならないものの、「大切なのは他人ではなく、自分自身の心の持ち方」なのかもしれません。

 大型連休真っただ中、ご自宅でお子さんの教科書をちょっと拝借して読んでみると、明日からの生活や物の見方が少し違ってくるかもしれません。
 ぜひ、体調には十分気を付けて、ゆっくりご家庭でお過ごしください。
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