2学期末から、全国でインフルエンザの罹患者が徐々に増えてきました。冬休みに入り罹患者は小康状態ですが、3学期が始まると一気に流行する恐れがあります。
特に、3年生は大切な受験を迎えますので、インフルエンザに罹患しないよう十分に注意する必要があります。
学校ではインフルエンザやかぜの予防のため、「手洗いとうがい」を励行してきました。冬休み中もご家庭でお子さんに「手洗いとうがい」を励行させていただきたいと思います。
国立感染症研究所やインフルエンザ情報サービスのホームページ等を参考に、インフルエンザについて掲載しますので、ご理解の上、お子さんに指導いただきたいと思います。
【インフルエンザとかぜの違いは?】
インフルエンザとかぜとは、原因となるウイルスの種類が異なり、通常のかぜはのどや鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは急に38〜40度の高熱が出るのが特徴です。さらに、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。また、気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあります。
【インフルエンザの流行時期は?】
インフルエンザは12〜3月に流行(流行のピークは、例年1月下旬から2月初旬)します。これは、温度が低く乾燥した冬には、空気中に漂っているウイルスが長生きできるからです。また、乾燥した冷たい空気で私たちののどや鼻の粘膜が弱っていることも原因のようです。
【インフルエンザの感染様式は?】
通常のかぜのウイルスの感染様式は、特に手から手による接触感染の頻度が高いといわれています。それに対して、インフルエンザウイルスは患者のくしゃみや咳、痰などで吐き出される微粒子(飛沫) を介して感染する「飛沫感染」が中心です。
【インフルエンザにかからないようにするには?】
・予防接種を受ける
・栄養と休養を十分にとる
・人ごみを避ける
・適度な温度、湿度を保つ
・マスクを着用する
・手洗いとうがいをする 等
【家族がインフルエンザにかかった時に、気をつけることは?】
・患者はマスクをする
・うがい、手洗いをする
・時々部屋の空気を入れ換える
・部屋の湿度を適度(50〜60%)に保つ 等
【インフルエンザにかかったら?】
水分や栄養をとって安静にすることはもちろんですが、普通のかぜとは違いますから、熱が出たらできるだけ早く病院に行って治療を受けてください。
【予防接種を受けてもインフルエンザにかかることがあります!】
防接種を受けることでインフルエンザにかかりにくくなり、かかっても重くならなくなります。しかし、流行した型が違う場合など、 100%かからないわけではありませんから注意が必要です。