最新更新日:2022/09/13 | |
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【豆知識】12月13日は「ビタミンの日」です
1910(明治43)年、農芸化学者・鈴木梅太郎博士が、米糠から取り出すことに成功した脚気に効く物質、それが世界で初めてのビタミンでした。東京帝国大学の農科大学(現在の農学部)教授だった鈴木梅太郎は、脚気に効く物質を米糠から取り出すことに成功しました。アベリ酸(のちにオリザニンと改名)と名づけ、その年の12月13日の東京化学会例会で報告し、翌年、論文を発表しました。それが現在のビタミンB1にあたります。しかし、論文が日本語だったため、国際的には認知されず、1911年に、鈴木梅太郎博士が発見した同じ物質を分離したポーランドのフンク博士が、その物質を、生命の「vital」とアミン「amine」から、ビタミン「vitamine」と名づけ、世界的に広まりました。
ですから、命名こそできなかったものの、人類初のビタミン発見者は、日本人だといえます。そして鈴木梅太郎博士がアベリ酸を報告した12月13日を「ビタミンの日」としています。 |
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