最新更新日:2024/05/28 | |
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5年生図工(版画)3月2日(火) 雨のち曇り 今日の1時間目、5年生は版画の仕上げをしました。 版画の下絵作りの様子を記事にしたのが1月19日。まだ版画に取り組み始めた頃でした。 それから下絵を完成させ、彫刻刀で彫り進めながら黄・赤の色を重ね… そして今日、青色を最後に重ねる作業をして、みんなの作品が完成しました! カメラを持って教室を訪れると、 「先生、見て!できたよ」 と作品を誇らしげに見せてくれる子どもたち。 先に出来上がった児童は、完成した数枚の中から1枚を選んで台紙に貼り、黒板に飾っていました。 まだ作業中の児童は、版木にローラーで青色を塗り、その版木を紙(黄色と赤が塗られたもの)にえいっ!と乗せて、ばれんを使って摺ります。 この、えいっ!が作品の出来上がりを左右する大事な作業。 「だれかー、手伝って」 と声がかかると、わらわらと子どもたちが集まってきて手伝っていました。 この助け合う姿がとても自然で、彼ら彼女らにとっての日常なのだなと感じます。 完成した版画は、どれも素敵です。 版画っていいなぁ。 5年生は今回、黄、赤、青の3色を摺ったわけですが、最初に黄色を塗る前に、白い色を出したい部分を彫ります。 次に、赤を塗る前に、黄色い色を残したい部分を彫って… 青を塗る前に… 頭が混乱してきました。 どの色をどう残すか、考えながら色を重ねるためには、頭を使いますね。 難しい! “夕方の山”という作品。 真っ赤に燃えるような空。夕日を受けて金色に輝く家や電柱。 影になっている山の青とのコントラストが素敵です。懐かしささえ感じます。 “富士山”という作品。 雲と、山に冠雪した部分の白が印象的です。この“白”(色を重ねない部分)をしっかり出す事にこだわったそうです。 版木を見ると、雲、雪、空の削り方が全部違っています。 この削り方の違いが、出来上がった版画にも反映されていて面白いです。 人気だった“花火”の作品も、色の重ね方によって、全然違うものになっています。 狙い通りにうまくいった子も、やってみた結果思い通りにいかなかった子も、 「自分で考えてやってみた、その独創性が素晴らしい。 チャレンジが見られて嬉しかった」 と、担任の先生がおっしゃっていました。 朝から、小さな美術館を楽しませてもらいました。 |
安曇野市立明北小学校
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