最新更新日:2024/05/28 | |
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自分から生まれる音楽音楽の授業もあと数回、まとめの時期に入っています。 ある日の5年生、12名それぞれがアコーディオン、リコーダー、打楽器、バスマスターの中から好きな楽器を選び、エルガー作曲「威風堂々」を全員で合奏していました。 12名という少ない人数の中に、クラベス(拍子木のような打楽器)が3人も! 音楽のM先生は、「バランス悪くなっても好きな楽器を選ばせてあげたくて」と大きな包容力で子どもの気持ちを尊重してくれるのです。(素敵) すると、自分たちで気づいたのですね。クラベス×3の音は大きすぎるという事に。 自然に他の楽器を手に取りバランスをとる子どもたち。 「クラベス3人は多いよね、他の楽器お願いできる?」 と、誘導するのは簡単ですが、それをしなかったからこその気づき。 先回りしないことの大切さ。簡単なようで難しい人育ての極意。 そして、バスマスター(低音鍵盤楽器)のO君、音楽会の合奏では鍵盤ハーモニカで大変苦労して腰が引けていたのですが、なんということでしょう!今回は、リズムが単純なことが功を奏したのか、別人のようにすらすらと弾けているではありませんか。 すると、そこに音楽が苦手なS君がやってきて、一緒に合わせ始めました。(音楽会の練習の時には見られなかった姿です!)そこへトライアングルのY君も加わり、アコーディオンやリコーダーの音に合わせ自然に合奏を始めました。 させられる音楽ではなく、自分から生まれる音楽。 まさに、音楽が生まれた瞬間でした。感動。 おまけ O君とS君が、 「バスマスター弾くと体がぶるぶるするんだよ!なんで?なんで?」 と不思議がっているので、 「音は振動(震え)なんだよ。音は体の中の水を揺らすの。」 と教えたら、 「あ、足の裏からも振動来た〜」 「ほんとだ〜」 音楽って、体と心で自由に感じるもの。 楽器を扱うのは難しくて、嫌になっちゃうこともあるかもしれないけど、音楽のことは嫌いにならないで欲しいな、と改めて思ったのでした。 |
安曇野市立明北小学校
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