最新更新日:2024/05/28 | |
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今年度最後の音楽授業3月16日(火) くもり 「感動して、涙が出てしまいました。」 今日、2年生の音楽の時間に、担任の先生がおっしゃった言葉です。 2年生のみんなと担任の先生の心が、音楽を通して繋がった瞬間に居合わせることができました。 その様子をお伝えします。 今年度、音楽発表の機会がなかなかなかった子どもたち。 音楽のM下先生の計らいで、1年生から6年生までのそれぞれの学年で、最後の音楽の時間に、担任の先生を音楽室にお招きして歌や合奏を聞いてもらうことになりました。 1年間の集大成です。 2年生のみんなは、頑張って練習してきた鍵盤ハーモニカの演奏を聞いてもらう予定でした。 …が、担任の先生がいない間に、みんなで相談して歌のサプライズ発表も考えていました。 どの歌にするかは、みんなで相談をしました。 「(担任の)先生の好きな曲にしよう」 「どの曲が好きかな?」 「Jump! はどうかな?」 Jump!は、音楽会で2年生が歌った曲で、担任の先生が選んでくれたものでした。 きっと先生が喜んでくれるだろう、とこの曲に決まりました。 そして本番当日の今日、先生をお迎えする前に仕上げ練習をしました。 指導補助員のT中先生、Y添先生も来てくれました。 一通り練習が終わったところで、内線電話で先生をお呼びしました。 ドキドキ、わくわくしながらみんなで先生を待ちます。 「あ!先生きた!」 「きゃーー」 両手を口にあてながら、先生が来てくれたことを喜ぶ姿がかわいらしいです。 本日、2年生が担任の先生に向けて発表した曲は、こちらです。 ○リコーダー演奏 ・子ぎつね(全員) ・“くろねこミーコ”“そらのてんらんかい”“にじ”“むすんでひらいて”の中から好きな曲を、1人ずつ独奏 ・こぐまの二月 ○歌 ・Jump! ・思い出のアルバム 発表の間、担任の先生がみんなを見つめる眼差しがとても優しく、見ているこちらも愛情を感じます。 発表が終わると、そこに居合わせたみんなで拍手をしました。 担任の先生の拍手は、ずっとずっと誰よりも長く、最後まで続きました。 「感動して、涙が出てしまいました」 と、声を震わせながら話してくれる担任の先生。 その様子を見つめる子どもたち。 2年生のみんなが歌うJump!が聞けて、嬉しかったと言ってくださいました。 担任の先生と、子どもたちの絆、心のつながりを強く感じます。 「1人で発表(鍵盤ハーモニカの独奏)するのは、うんと勇気がいることです。 でも、みんなお友達を信用しているから、安心して出来たかなと思います。 6人だから、この演奏が出来た…いや、このみんなだからだね。 この6人のみんなだからこそ、この演奏が出来たのだと思います」 そうM下先生がおっしゃってくれました。 「聞いてくれる人がいるっていいね」 と、T中先生がおっしゃっていました。 こうして、“たくさんのみんな”ではなく、“誰か”1人のためだけに、音楽を届けたこの時間。 その人のことを思いながら練習し、緊張しながらも聞いてもらったこの時間。 きっと各学年にも、ドラマがあったのだろうと思います。 次の2時間目に音楽があった5年生も、担任の先生に“威風堂々”のリコーダー奏と合奏を聞いてもらいました。 〈Mの音楽室日記〉で書いてあったように、自分から生まれる音楽の瞬間を体験したみんなが奏でた合奏。 聞き終わった5年生の担任の先生は、 「自分が5年生の時、この曲は出来なかった。 みんなのリコーダーの音色を聞いていると、涙が出てきた。 いい演奏をありがとう」 とおっしゃっていました。 先生のコメントを聞きながら、涙が溢れてくる児童もいました。 音楽のM下先生は、 「この威風堂々の練習中、1人、また1人と自然と演奏が始まり、全員が参加して1曲になったあの時間。本当に素晴らしかった。ずっと忘れない」 とおっしゃっていました。 ここにも、先生と子どもたちの心の交流がありました。 これまでの日々の積み重ねで育まれたこの関係性が本当に美しいです。 明日は終業式。 5年生までの子どもたちは、今年度最後の登校となります。 残りわずかな今の時間を、私たちも大切に過ごしたいです。 |
安曇野市立明北小学校
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