最新更新日:2022/09/13 | |
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「PTAの始まり?」(創立40周年記念同窓会誌より)
学校に保管されている創立40周年記念の同窓会誌には、小浜中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
歴代PTA会長様の一人が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を紹介します。 _________________________________ 日本が太平洋戦争に敗れ、戦争終結したのが昭和二十年である。当時国内は戦いによって徹底的に痛手を受け、国土は荒廃し物資は欠乏し、特に食糧難は深刻で吾々は山野の草や根を食べて飢えをしのぐ日々であった。そういったさなか、昭和二十二年五月一日、学制改革が施行され、小浜中学校が生まれたのである。 さて、学校が創立されたといっても、校舎があるわけでなく、小学校の中に中学校が割り込んだ形で、云ってみれば、一つの学校の中に二つの学校が同居したことになり、先生も生徒もさぞ不自由な思いをしたことであったろう。また混乱と欠乏の中にあって、満足な教具もなく、学用品にも事欠く苦難の日々であった。 私が初代PTA会長に就任したのは、開校翌年の昭和二十三年である。PTAについて、こんなエピソードがある。初めて耳にするPTAという言葉に人々は馴染めず、消毒薬のDDTと勘違いした人もあったという笑えない話もある。このため、PTAの活動や役割についてナトコ(アメリカから払い下げを受けた映写機)持参で部落を巡回しPRに努めたこともあった。当時のPTA会費は月5銭で、今から思うとやはり四十年の歳月の隔たりを感ぜざるを得ない。 _________________________________ PTAの始まりとその当時の苦労がよくわかります。 |
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