最新更新日:2022/09/13
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「中学時代の思い出」(創立40周年記念同窓会誌より)

 学校に保管されている創立40周年記念の同窓会誌には、小浜中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 昭和二十九年度卒業生が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を紹介します。
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   中学時代の思い出

 遠い昔の話だが、私には、二つの大きな思い出があります。その一つは、陸上競技大会で信夫ヶ丘陸上競技場で安達代表として走ったことです。百米一本にしぼっての参加。二百米も好きな種目であったが、当時スポーツの鬼とまでいわれた鈴木三郎校長先生に、百米一本でやれ・・・と毎日放課後スタートの練習。スターティングブロックを裸足で強くけるので足の親指のうらが血で真っ赤になる毎日でした。毎日練習しても十三秒を切ることが出来なかった。スタートダッシュが悪い。百米競走は、スタート一歩目で決まるんだ・・・。どの大会でも、君は、スタートが悪いと注意される毎日でした。
 東達大会で一位、安達大会で一位、県大会で三位、夢であった信夫ヶ丘競技場において走ったときは、最高のよろこびでした。心配されたスタートもフライング寸前セーフ。七〇米位までトップでいったが、最後に追いこまれ三位でした。自分でもおどろくような記録十三.三秒でした。私の中学時代の大きな思い出の一つとして大切に心に、残したいと思います。
 もう一つの思いでは、一年生のときか二年生のときかちょっと忘れましたが、初森の山から割木を背にして運んだ思い出です。細い山道を全校生で運んだ割木は、重かった。今、思い出してみると寒い冬のまきストーブで暖をとったんだと思います。鬼満(悦)先生と競争した思い出もあります。先生が三束なら私が四束にすると、先生は五束にする。私が六束にすると・・・先生は七束。鬼満(悦)先生、今でも思い出にあるだろうか?しかし、最後に、鬼満(悦)先生に負けた。
 鬼満(悦)先生に力くらべは負けましたが、大きな思い出となっております。顔一面に、あせを光らせ歯をくいしばって頑張った苦労も、社会で出てからも苦しい思い出は必ず今でいう「人間造り」とつながり将来むくいられるとでも当時の先生の話には、あったんだと思います。
 同級生の皆さん、日本の北から南の端にはなれていても同窓生の心は、結ばれておりますし、出発点は、小浜中学校です。下手ながら同窓生の皆さんと遠かりし中学時代を思い出して、文章にしましたが、皆さんに「あ・・・そんな事もあったっけなあ。」と思い出してもらえれば幸いである。

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 先輩方には、今では考えられないよう大変な苦労があったのですね。素晴らしい先輩方です。
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