最新更新日:2022/09/13 | |
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「創立50周年にあたって」(創立50周年記念詩より)当時の校長が書いたあいさつ文が目に止まりました。以下に原文の一部抜粋して紹介します。 _________________________________ 創立50周年にあたって 小浜中学校が創立されて50周年を迎えることとなりましたが、誠に意義深く、ご同慶に堪えません。 顧みますに、本校は飽和22年4月15日小濱町立小濱中学校として創立、同年5月1日開校、以来50年の歳月を経るなか、幾多の苦難を乗り越えつつ輝かしい歴史と伝統を築きながら、約7千名に及ぶ卒業生を送り出してまいりました。これも偏に、本校教育の充実発展に尽力された郷土の先人と奉職された先輩教職員各位の努力と、行政当局、地域住民のご理解とご協力の賜であり、これら多くの方々に対し心より敬意と感謝の意を表わす次第であります。 本校の沿革詩並びに学事報告記録を総覧して強く思うことは、「不易流行」という言葉です。ちなみに昭和23年度の教育目標には、『「社会の要求に応じ、正義感と責任感とが強く、自主的精神に富む」「真理を探究し個人相互の評価を尊ぶ」「正しい職業観をもち勤労を愛する」「明朗にして健康である」国民を育成する』と掲げられていますが、現在の教育目標と何かわることなくまさに不易であります。一方、学事報告に記載されている行事や進路やスポーツ(現在の部活動)の状況などはその年度その年度で変化がありまさに流行であります。そして、さらに思うことは、その時代その時代に対応すべく不易と流行の調和を図ってきた先輩教職員各位の英知と努力の姿であります。 今、学校教育は21世紀を目前にして大きく変わろうとしておりますが、創立50周年を迎え、これを機にこれまでの経緯を振り返り、先人の労苦と偉業を回顧するとともに、新たな世紀に向かって力強く前進しなければと、その意を固めておるところであります。そのためにも、日々の教育活動を停滞させないよう肝に銘じ、生徒一人一人に心豊かで社会の変化にたくましく対応する能力を育成し、郷土を愛しその発展に寄与する人間の育成に努めてまいりたいと考えております。 以下略 _________________________________ 小浜中学校創立以来、ずっと引き継がれ大切にされてきた不易をこれからも大切にしたいものです。 |
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