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最新更新日:2022/09/13 |
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「制服」(昭和50年度卒業文集より)![]() ![]() ![]() ![]() 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ 制服 20ヶ月も着た制服。それは、私の喜びや悲しみ、そして苦しみ、その他の思い出を私と共に生活してきた。私には切っても切れない中学校の思い出です。入学式の時、1、2年の楽しかった研修旅行にも、3日のうち2日半はびしょびしょだった修学旅行にも着ていきました。当然のことでも、毎日の通学にも着ました。 今はもうよたよたで乱れていて、私は恥ずかしくなることがあります。しかし、私にとってはどれよりも着慣れている洋服なのです。私は、この制服というものがなぜあるのか、分かりませんでした。今も分かりません。みんなが同じデザインのものを着て、どこがよいのかなあと思ったこともありました。でも、3年になって全員が同じものを着ていてよかったなあと思います。一人一人が自分の制服を着ているのを見るたびに、心の通い合いがあるみたいに思ったからです。だが、その思い出を変えるということは許せないような心持ちになったこともありました。その反面、自分自身もデザインなどをかえてみたいなあと思ったこともありました。 制服は私達の中学校生活の思い出となるものだから、みんな大事にして、後に会った時でも思い出してもらいたいと思っています。制服がある限り、心のつながりもあってほしいと思います。 _________________________________ |
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