最新更新日:2022/09/13 | |
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「永遠の友」(昭和50年度卒業文集より)当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ 永遠の友 今の私たちは、未知と現実の境という悩みの多い時期にいる。その中から抜け出し、青春と自由を求め未知の世界へ羽ばたこうとしている。友達がいてこそ、旅立つことを覚え、愛が生まれ成長していくのかもしれない。そして、こういう理想を持ち「卒業」という第一歩を踏み出したいと思う。 卒業を間近にした心境は、必ずしも正直な心を見、本当の心を知ることはできないと思う。それは複雑なもので、嬉しくもあり、また悲しい訪れでもあるからだ。 3年間という長く、短かった中学時代に、やっと友達の愛を知り始め、温かい友情が芽生えた。私にとっては、かけがえのない、汚れを知らない純粋な時代になるだろう。いつまでも忘れることなく心に刻まれることだろう。 こうしていろいろなことを考え思い出す上、懐かしい日々が太陽のように燃えている気がする。私にとって最高の思い出がある。それは、1年生の頃から憧れ、待ち遠しかった修学旅行だ。この3日間を楽しく過ごせたのは、友達という存在があったからこそだ。嫌ことを忘れさせてくれ、楽しい会話をし、何と素晴らしいものだったことか。胸が弾む思いがしてならない。けんかとは、人の心を改めて知ることができるのかもしれない。なぜかというと、男子は、女子にはない取っ組み合いという方法でけんかをし、体で友情を確かめ合うからだ。それに、けんかの後のさっぱりしたと感じる気持ちは素晴らしいものだ。 今まで、学校生活の中で、悲しみ、喜びを分け合ってきた友と、卒業と共に別れを告げ、各自の道を歩んでいくことになるだろう。その友とは、一層強い絆で結ばれることを願い、新しい友との出会いを大切にしたい。我が悪友よ、そして良き友よ、永遠の友であってほしい。 _________________________________ |
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