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最新更新日:2022/09/13 |
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「一炊の夢」(昭和49年度卒業文集より)![]() ![]() ![]() ![]() 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ 一炊の夢 一炊の夢。一度飯を炊く間のはかない夢をいいます。私は、3年間という年月を過ごしてきました。今、それを考えてみると、一炊の夢ともいえるような時代だったのかもしれないと思うのです。悲しみに涙を流し、苦しみに悩み、喜びに笑う、これもほんの少し短い一時だけ、長く続かないそんなものではかない出来事のようにも思うのです。一つの青春時代に、恋という初めての感動に出会いもしました。楽しみに満ちた生活でも、やはり涙が流れてきた出来事もありました。でも、今はとても美しく輝かしい思い出として、私の心に残っています。青春の一炊の夢を見たように、またさめたときもやはりはかない時代だったと思うことでしょう。 夢。私たちは、長いような短くはかない夢と言える時代を見て、そして、今さめてしまう夢の終わりに涙を流し、それぞれに別れて行くことでしょう。でも、清秋の一つとなった思い出は心の中に残り、懐かしさ、寂しさも思わせるでしょう。「あの頃はいろんなことがあった。」と _________________________________ |
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