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最新更新日:2022/09/13 |
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「出発(たびだち)」(昭和49年度卒業文集より)![]() ![]() ![]() ![]() 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ 出発(たびだち) 「卒業」という言葉を前にして、私は今まで自分が歩んできた道を振り返ってみた。すると、そこは細い細い道になっていた。そして、それにはどこにも私が歩んできた足跡が無数に付いていた。しかし、その足跡はとてもまばらである。悩んだり、苦しんだりした時は、何度も何度も足踏みをしやっとの思いで前に進んでいるし、15歳になったのだからもう少し大人に見られたいと背伸びをした時など駆け足もしている。また、この細い道から足を踏み外しそうになったり、転げ落ちそうになったり、さまざまである。こんな足跡ではあるが、この一歩一歩が全て私の青春であり、私がここに到達するまで歩んできた道なのである。そして、私はここでこの小さな一歩が、私のこれらかの人生にとって大きな一歩となることを確信した。 これからの私は、この足跡を土台として、自ら選んだ道を大きく羽ばたこうとしている。胸には道への期待、不安、そして希望をいっぱい秘めて・・・。 _________________________________ |
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