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最新更新日:2022/09/13 |
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「故郷」(昭和47年度卒業文集より)![]() ![]() ![]() ![]() 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ 故郷 山と山の間に小さな町がある そこには一本の道がある それは細く長い道 そのそばには赤い屋根 青い屋根の家々がある そして 空は澄み渡り 山では鳥がさえずる 『春』になると 野の草花が咲き 香りをまき散らす 『夏』には うちわを持ってホタル取りに 歌を歌いながら行く 『秋』には 山が色つき葉が落ちる さびしさと悲しさに満ちる 『冬』になると 裸だった木々が 白い雪の花を咲かせ 一面を銀色の世界へともなっていく たくわんのにおい 草のすっぱいにおい くだものの甘い香りが 漂っている所 畳のにおい 土のにおい 木のにおいが いっぱいの所が故郷 わたしの故郷 _________________________________ |
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