最新更新日:2022/09/13 | |
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「私の部落」(昭和47年度卒業文集より)当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ 私の部落 私の住んでいる四本松は、岩代町と東和町の境にある小さな部落です。私の家の前を流れる川は、口太川と言って、その川が岩代町と東和町とを、区別する境界線の役目をしています。東和町が近いせいか、私たちの部落の人たちは、買物をするにも二本松へと、バスに乗る人が多くなっています。そのためか、小浜とを結ぶバスには、ほとんど乗客がありません。今年、この小さな部落の城跡に、昔の物と見られる、さらに燃え残りの柱などが、発掘されました。私は、歴史上から見たこの部落の過去を知り、これは、喜ばしいことだと思いました。家の人の言うことには、この発掘物は、戦国時代の物だと言うことです。が、はっきりとしたことは、私の耳に入らないままでした。城跡といっても今は、桑畑です。私は、この桑畑が非常に残念です。なぜ部落の人たちは、城跡を大事にしてくれなかったのだろうか。私は、いずれこの土地を「ふるさと」と呼ぶものです。その部落の象徴とすべき城跡を、大切に保護し続けてほしいと、願っています。 _________________________________ |
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