最新更新日:2022/09/13 | |
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「これでいいのか」(昭和47年度卒業文集より)当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ これでいいのか 「百姓ではもうやっていけない」 よく耳にする。嫌なことばだ。 日本の国に、しかも農業国といわれた日本の国に、もし米を作る人がいなくなったら―。不安な気持ちが僕の心をゆさぶる。 僕も長男 「何を迷う。米作りをやったらいいじゃないか。」 僕の心のどこかでつぶやく。 すぐ、そのあとから冬期のあのみじめな出かせぎの肉親の顔が僕の心を責める。 いったい僕は、どうしたよいのだ。 悩みの末に打ち立てた僕の進路の道は、「米作り」「出かせぎ」から逃れた工業の道。 何かすっきりしない気持ち。 これでいいのか。 _________________________________ |
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