最新更新日:2022/09/13
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「故郷」(昭和47年度卒業文集より)

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 学校に保管されている卒業記念アルバムには、小浜中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   故郷

 山と山の間に小さな町がある
 そこには一本の道がある
 それは細く長い道
 そのそばには赤い屋根
 青い屋根の家々がある
 そして
 空は澄み渡り
 山では鳥がさえずる
 『春』になると
 野の草花が咲き
 香りをまき散らす
 『夏』には
 うちわを持ってホタル取りに
 歌を歌いながら行く
 『秋』には
 山が色つき葉が落ちる
 さびしさと悲しさに満ちる
 『冬』になると
 裸だった木々が
 白い雪の花を咲かせ
 一面を銀色の世界へともなっていく
 たくわんのにおい
 草のすっぱいにおい
 くだものの甘い香りが
 漂っている所
 畳のにおい
 土のにおい
 木のにおいが
 いっぱいの所が故郷
 わたしの故郷
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「卒業するに当たって」(昭和47年度卒業文集より)

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 学校に保管されている卒業記念アルバムには、小浜中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   卒業するに当たって

 今、私は義務教育9ヶ年、中学校生活3ヶ年、という課程を修了するところです。私は、この長いようで短かった学校生活を振り返り、いったいこの期間に私は何を学び、そして何を学び得たかという疑惑の目を持つようになりました。この問いに対し、答えが分かりません。いや、分からないのが当然だと思っています。この問いの答えはこれから先、数年後、何十年後かの、自分の行動や生活によって知ることができるし、年月が過ぎ去る毎に、この問いの答えに近づき、そして、この答えがはっきりとした姿、形になっていくのだと確信しています。
 近頃、私の耳には「卒業」という言葉がやけに多く聞かれます。私は興味心にもかられ、この意味を辞典を持ち出し調べたら、次のように書かれていました。(学校の教育などの課程を終えること)私はこの終えるという言葉に疑問を感じています。私の考えはおよそ次のようなものです。「卒業」とは、終了することではなく、これから先の新しい世界への旅立ち、出発点になるのではないだろうかという考えです。
 そして今、私たちは、いたずらや何か失敗を起こしては、怒られまた、注意をされたりして、よい助言をくださった先生や、共に学び、共に遊んだよき友、あの古き良き校舎に私たちは、さようならを告げようとしている。この3年間中学校で学んだいろいろなことを土台として、これからの新しい社会に進んで行こうとしている、私たち。たとえ、一人一人の道は違っていても、ひな鳥が初めて大空へ羽ばたく時、翼を一生懸命動かすように、今、私たちは、小さい一歩ではあるが、後には大きな一歩になるであろう第一歩を、大きく、そして力強く歩もうとしている。私たちが悩み苦しんでいる時、励まし元気づけてくれた、両親や先生たち。どうにか私たちは、実社会の出発点にたどり着いたようです。今、卒業を間近に控え、私たちは、希望に満ちあふれています。先生、どうかこれからも、私たちを見守っていてください。
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「修学旅行」(昭和47年度卒業文集より)

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 学校に保管されている卒業記念アルバムには、小浜中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   修学旅行

 いよいよ待ちに待った修学旅行。いつになく家を出るときから、そわそわして落ち着かなかった。
 学校発7時、郡山で特急ひばり2号に乗った。中からのながめは私の地方のような山村から開けた都市へと変わっていった。
 11時40分、上野に着く。上野付近だけでも福島とは違い、高層ビル、そして多くの人、あた限りなく続く車の行列から、ここが東京なんだという実感がわいてきた。
 最初に見学したのは、羽田空港である。ゴオーという激しい音が聞こえた。空港内には大型ジェット機とかジャンボジェット機など大きな飛行機があった。ここですまして記念写真を撮る。
 5時、三浦ケープシャトウに着く。1泊目の宿である。嬉しさの余り友だちと夜中まで騒いだ。
 2日目、朝食の前に海岸を散歩した。朝のさわやかな潮風が肌にしみて気持ちがよかった。
 慌ただしい朝食を済ませ、バスは宿をあとにして鎌倉へと出発した。
 鎌倉の大仏の大きさは日本第2で、慈悲深い顔容のバランスのよさで知られているという。
 次に見学したのは白糸の滝である。絶壁を数千条の銀糸が落ちてくるような滝水であった。そして岩石ででこぼこしているので、転びそうになったり、滝水がしぶきををあげ、体に押しかかってくるようだった。
 ここで昼食をしていると、数人の先輩が私たちにあいさつに来てくれた。先輩の紹介や話をしているうちに出発の時間が来てしまったので、別れを惜しみながらも、白糸の滝をあとにして富士スバルランドに入っていった。入るにつれて両端が赤松の並木が続き、その間にはつつじなどの高山植物が咲き乱れていた。3合目辺りになると気温が下がり、窓から入ってくる風も冷たくなった。4合目になると果てしなく広い雲海がひらけた。遠くには、雲海を望むように日本アルプスが見えた。この辺りの景色だけでも「わぁ、きれい」と私たちは目を見張った。
 間もなく5合目に着いた。「すごい」の一声だった。雪解けした所が紺色に、雪が残っている所は白というように紺と白で形取られた鮮やかな富士山が目の前に見られた。この雄大な日本一の山に私たちは今登っているんだという喜びに、胸がいっぱいだった。
 みやげ売り場では、空気の缶詰など珍しい物がいっぱいだった。
 私たちは、まだ富士山の素晴らしさを胸に、スバルラインをハイランドホテルへと下った。
 宿に着くと直ぐ、遊園地で遊んだ。ジェットコースターやスリラー館に入ったが、話に聞いていたより恐くなく、むしろ面白かった。
 3日目、「早く起きて見てごらん」という声に、目を覚ました。富士山が見えるというのだ。窓に寄ると、昨日登った富士山が、雲一つない朝日の輝く中に、絵に描いたような素晴らしい姿を見せていた。何という素晴らしい富士だろう。
 朝食を済ませバスに乗る。いよいよ修学旅行も終わりに近づく。
 山中湖、東京タワーと見学を終えて、特急会津号に乗った。疲れが出たのか、特急の中でうとうとしてしまった。
 長かったようであっという間に過ぎてしまった3日間の旅・・・。その中でも一番印象的だった富士の山。この数々の素晴らしい思い出を私は一生忘れることができないでしょう。
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「わが郷土」(小浜町)(昭和47年度卒業文集より)

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 学校に保管されている卒業記念アルバムには、小浜中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   「わが郷土」(小浜町)

 昔から、小浜には人が住んでいたらしい。
 300年前のころの「上だけ」、今の成田の競石に、伊達輝宗が住んでいた。そして「下だけ」、今の小学校のあたりに、輝宗の子ども正宗が住んでいて、そのころの二本松城の畠山氏より力があったという。それから少したった明治20年頃、今の小浜町は、下長折村、上長折村、成田村、西勝田村、小浜村と5つの村にわかれていた。
 そして、明治30年頃、5つの村が、合併したという。そのころの産物というのは、木や養蚕が特にさかんであった。今はそれに加わってたばこやいろいろな産物が作られるようになった。
 また、公害問題などとさわがれている今、この小浜は、空気はいいし、公害や排気ガスなどがなく、環境にめぐまれている。これこそ都会の人々が求めている、ふるさとではなかろうか。それにともなって、この小浜を別荘の町にしたいと思っている。
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学校行事
4/5 式場作成
4/6 着任式・始業式・入学式
4/9 対面式、身体測定、給食開始
PTA行事
4/6 新入生保護者会、PTA役員会・引継会
その他
4/3 学年始休業日
4/4 学年始休業日
4/5 学年始休業日(最終日)
4/6 春の交通安全運動
4/7 春の交通安全運動
4/8 春の交通安全運動
4/9 春の交通安全運動
部活動関係
4/7 ウィナー杯東北中学選抜ソフトテニス大会
4/8 ウィナー杯東北中学選抜ソフトテニス大会

学校だより「おばま」

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