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最新更新日:2022/09/13 |
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「寂しい入院」(昭和48年度卒業文集より)![]() ![]() ![]() ![]() 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ 寂しい入院 これから病院での生活について話してみたいと思います。 今年の4月、3年になった時のことでした。身体の具合が良くなかったので病院へ行ったのです。そうしたら、腎臓病だと言われて、その時はどんな病気かも知りませんでした。そして、入院と言われた時はあっけにとられてしまいました。それから2ヶ月間同じ生活で飽きてしまいました。それからというもの毎日6時に起こされるのですからたまりません。時には4時に起こさされることもありました。それからは暇ですから、お茶をくんで回ったりしていました。そして、食事が終わると新聞を読むくらいですから、どのくらい暇か見当が付くと思います。それに漫画を画いたり、週刊誌を読んだりしました。そうしたことから入院なんかするものじゃないと心からしみじみと思いました。それから午後5時になると夕食ですから、9時頃になると腹が空くのも当然ですから、食堂に行ったりしたこともありました。夜は6時から9時までテレビを見るのが1日の日課です。退院してもよいと言われた時は、嬉しかったこと、声には表せない程でした。「1日も早く家に帰りたかった」のが、その時の気持ちでした。 自分の家に帰ってみて、やっぱり家はいいなとしみじみと心の底から思いました。 _________________________________ 「部活動の思い出」(昭和49年度卒業文集より)![]() ![]() ![]() ![]() 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。 _________________________________ 部活動の思い出 短い3年間だったけれども、いろいろなことを思い出すと長いようにも思える。 その中には1番楽しく、そして辛かった部活動があった。私はバスケット部に入った。初めてボールを持った時に、何てでかくかたいボールだなあと思った。入部した初めての日からパスの仕方を教えてもらった。ちょっと目をそらしていると、私の耳のそばから大きな声が飛んでくる。見ると3年生の先輩が恐い顔をして立っている。また、無断で部を休んだりすると大きな声がまた飛んでくる。その時は早く3年生になって、1年生に怒鳴ってみたりしごいてみたいと思った。 部をやっていて楽しいことがたくさんあったけれど、家に夕方遅く帰って叱られるのが嫌だった。そんな時は部なんて辞めたいと思った。しかし、それも今は良い思い出になっていると思うと、今は何でもないように思える。 _________________________________
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