学校に保管されている卒業記念アルバムには、小浜中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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思い出
3年間の思い出、中学1年に入学して初めて1年1組という教室に入った。この教室が、思い出を作る最初の基地である。最初の受け持ちの先生が、僕達にいろいろな事を教えてくれた。ガラスを割る事は悪い事とは知りながら、つい割ってしまう。そして怒られる。その他に板を折ったり、廊下を走って怒られたり、いろいろなことがあった。
1年生の時は3年生が恐いと思っていたけれど、いざ3年生になってみると1年生が僕達を見てどう思っているかがわからない。
話は変わって、中学1年で初めて社会科見学であぶくま洞へ行った。その他、日光見学や少年自然の家でのキャンプ、2年の思い出も様々な事があった。
2年生になって思い出と言えば、どんなことがあるだろうか。印象に残る事と言えば校舎が少し新しいと言うこと。一に遊び、二に遊び、三四がなくて、五に遊びというように勉強なんてあまりやりませんでした。
ところが、3年になったとたんに、一に勉強、二に勉強、三四がなくて、五に勉強ということでしたが、そんな合間に修学旅行がありました。修学旅行が終わると、またテストや勉強の繰り返しでした。
3年生になれば必ず来るのが卒業、そして就職や進学です。先生やその他の人に迷惑をかけながら就職や進学が決まっていきます。こういうことをして、3年間の間に懐かしい思い出や嬉しい思い出、悲しい思いで、痛かった思い出、たくさんの思い出が作られてきました。僕達は、そういう思い出を残して卒業していくのです。
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