最新更新日:2024/06/20 | |
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新作!くじらぐも11月30日(月) 晴れ 日頃から、庁務員の先生の作品を楽しみにしていらっしゃるみなさま。 お待たせいたしました。 新作が完成したようです! 庭の筑山にあらわれたくじら。 ヒノキの実の体に、黄色いかりんの実の目がついています。 よく見ると、熊手で作った波の上を泳いでいます。 これは、1年生の国語の教科書に載っている“くじらぐも”を再現した作品だそうです。 1年生のみんなに見てもらいたいと、先週金曜日の夕方に、庁務員の先生が作ってくれました。 このたくさんの実を集めるだけでも大変だろうなと思います。 国語の授業では、様々な体験を通して“想像する力”を育んだ子供たち。 このくじらぐもの作品を見て、どんな風に心を動かすのかな。 波の上を大きく雄大に泳ぐ、このくじらのように、子供たちも心を大きく自由に泳がせて欲しいです。 かしわ学級 大根・しいたけ屋さん
<Kの学校日記 vol.25>
11月27日(金) くもり 先日、あるお手紙が届きました。 差出人は、かしわ学級の児童です。 『先生、いつもありがとうございます。 かしわのみんなで、大根としいたけをそだてました。 おいしかったので、大根屋さんを開いて先生方に安く買っていただき あじわってもらおうと考えました。 ぜひ、買いに来て下さい。』 とても丁寧な字で書かれていました。 そしてこの文章力。ぜひ食べてみたいと思わせてくれます。 本当に本当に嬉しくて、このお手紙を宝物にしようと思いました。 そこにはチラシも一緒に入っており、27日(金)の2時間目の休み時間に、職員室前で開店するとのこと! その日を心待ちにしていました。 そして、今日は待ちに待った開店日。 休み時間の20分ほど前から、開店準備が始まりました。 長机に商品の大根としいたけが並べられ、レジスターにはお釣りも準備してあります。 開店すると、先生方が続々と買いに来ました。 もちろん、私もお財布片手に買いに行きました! お店では、店員さん(かしわ学級の児童)が、 「大きい椎茸の方がおいしいよ!」 「これはねずみにかじられた大根だよ。こっちには、綺麗な大根もあるよ。」 などと、おすすめの大根や椎茸を選んでくれたり、会計をしてくれたりしました。 1,000円札を出しても、しっかりお釣りが返ってきました。 お店は大賑わい。 最初は遠慮がちに買い物していた先生方でしたが、最後はたくさん買い物されて、たくさんの大根や椎茸は見事に完売! かしわ学級の児童たちの意欲、いつもとはまた違った顔も見ることが出来て、とても楽しいお買い物の時間でした。 かしわ学級のみんな、このような機会を作り準備してくださった先生方、ありがとうございました。 今日の夕飯は、もちろん椎茸。どうやって料理しようかな? 音楽会11月26日(木) 晴れ いよいよ音楽会の日がやってきました。 まだ夏の暑さが残る頃から練習を始め、冬の訪れを感じるこの時期にお披露目となりました。 一朝一夕で、今日この演奏が出来たのではなく、今までの練習の日々の中で、各学年それぞれにここまでのストーリーがあります。その一つ一つの積み重ねの成果だという事が、とてもよく伝わってきました。 教頭先生に、音楽会を行う目的を聞きました。主に3つの目的があるそうです。 まず、他の人の歌や演奏を聴いて鑑賞すること、 2つ目に、保護者の方や地域の方に学校での取り組みや子供たちの様子を見ていただくこと。 そして何より、音楽を通して表現することを学びます。これは、聴いてくれる相手がいるからこそ出来ることです。 今日のみんなの演奏が本当に素晴らしくて、私は終始涙腺が緩みっぱなしでした。 子どもたちの歌声はなんて美しいのだろうと思います。どんな楽器よりも、一番表現しやすいのが声(歌)であるとしたら、みんなの想いが歌として表現され、伝わってきたからこそ、こんなにも心が動くのだと思います。 先生方の、緊張する子供たちへの声掛けや、終わった後のリアクションもそれぞれに胸にぐっときました。 全学年の演奏の後は、三原先生よりお話をいただきました。 先生からは主に2つ。 まず、音が揃っていたこと。音を揃えるのは簡単なことではないけれど、それぞれの音を聴き合って揃っていたこと。 これは、先生方のご指導や、保護者の方や地域の方に教えていただいた事もあるけれど、子供たちの、音を合わせよう、良い音を出そうという気持ちの表れだとおっしゃっていただきました。 そして2つ目は、絵などとちがって、音楽はその場で消えてしまうという事。 でも心の中には残り、それが成長の糧となるという事。 とても良いお話を聞かせていただきました。 (詳しくはDVDでご覧ください。) こうして、1年生にとっては初めての、6年生にとっては最後の音楽会が幕を閉じました。 今は立派な6年生も(合唱も合奏もとても立派でした!)こんなに小さな時があったのだと思うと、感動もひとしおです。 最後に、舞台装飾について。 今年度は、校長先生、教頭先生、音楽の先生方などたくさんの方たちと一緒に、舞台装飾を作りました。 大きな木から、音符の羽をつけた鳥たちが飛び立ち、そして帰りゆく様子になりました。 木の葉の音符は、緑から順に赤へと紅葉していき、時の流れや子供たちの成長を表しています。 例年子供たちの後ろで舞台を飾っていたクマやウサギの動物たちも、今年度も音楽会に参加していたのですが、どこにいたかお気づきでしたか? 実は、カメラのある2階部分にいたのです。 そこは、子供たちが舞台に立ってまっすぐ前を見た時に目に入ります。 今年度はいつもほど多くの方には見ていただけないので、賑やかになるように。そして、動物たちが一緒に歌う様子を見て、子供たちが少しでもリラックス出来ていたらいいなと思います。 感動、感動の音楽会。 とても素晴らしい時間をくれた子供たちや先生方、ありがとうございました。 今日はいい夢が見られそうです。 いよいよ明日11月25日(水) 晴れ 音楽会の収録日、前日。 リハーサルだというのに、泣いてしまいそうです。 先ほど舞台装飾の最終仕上げをしていて、2年生のリハーサルを見ることが出来ました。 2年生は7名。今日は1人お休みで6人での練習。 梯子にのぼり、装飾していた私の背中に聞こえてくる歌声に驚きました。 とても6人で歌っているとは思えないほどの歌声。 合奏もぴったりとみんなの息があっていて、本当に素晴らしい! 移動も静かでスムーズで、何より堂々としています。 思わず拍手してしまいました。 に、2年生なんだよね?みんな。 この真剣なまなざし、一生懸命力を出そうとする気持ち。 こういう気持ちを、思い出させてくれてありがとう。 大人こそ、目の前のことを一生懸命、真剣に、そして楽しんで、子供たちにそんな姿を見て欲しいな、そう思いました。 明日の本番で、私の涙腺はどうなってしまうのでしょう。 厚めのハンカチを準備したいと思います。 桜の木の剪定11月24日(火) 快晴 いいお天気です。 今日は朝から、シルバー人材センターの方々にお越しいただき、校庭の桜の木の剪定作業をしていただきました。 枝をいっぱいに伸ばした桜の木々ですが、電線や下を通る車にあたってしまってはいけないので、見極めながら切っていただきました。 枝を切った部分から腐ってしまわないようにと、防腐剤も塗っていただきました。 (真ん中の写真) 梯子を使った高い作業、大変だったと思います。 ありがとうございました。 桜の木と一緒にコブシの木も剪定していただいたのですが、切られた枝を、事務の先生がそっと拾って、職員室前の受付に飾ってくれました。 まだ固い蕾ですが、小さな毛が生えてもふもふとして暖かそうです。 事務の先生は、事務仕事をする傍ら、みんなが快適に過ごせるように気を配り、みんなのフォローをしながらも、時には叱り(立場的に必要で、怖くはない)、美味しいものもくれたりします。 なんでも良くご存知で、いてくれると安心します。 私は、なんだか先生たちのお母さんのような存在だなと思っています。 明北小には、魅力的な先生方がたくさんいます。 みなさんそれぞれプロフェッショナルで、すごく素敵です。 そんな先生方を、これからもこの場を借りて、少しずつご紹介したいなと思っています。 今日の職員室11月20日(金) くもり時々雨 音楽会の準備が佳境に入ってきました。 写真は、今日午後の職員室の様子です。 レタリングが得意な高嶋先生が“音楽会”の文字を担当してくれました。 気付くと、校長先生と教頭先生もお手伝い。 手先が器用で多彩な先生方のおかげで、今年度のステージ装飾は、例年と一味違うものになるかも?しれません。 子供たちも、毎日一生懸命練習しています。 明北小60周年の音楽会DVDが楽しく素敵なものになりますように! 5年生調理実習(ゆで卵)11月19日(木) 晴れ 朝、音楽会でつかう装飾を作っていたところ、緊急連絡が入りました。 なんと今日、5年生が初めての調理実習を行うとのこと! 早速取材に行ってきました。 本来だったら春やる予定だった調理実習のゆで卵作りを、やっとやっと行うことができ、みんな本当に嬉しそうでした。 調理実習自体が初めてなので、ガスコンロを使うのも初めて。 ガスの元栓の開け方から教えてもらいました。 準備を整え、班ごとに鍋にお水と卵を入れて火をつけ、調理を始めていきます。 ゆで卵は、沸騰してからのゆで時間によって硬さが変化していくので、沸騰してから時間を計ります。 お鍋に蓋をして、沸騰するまでしばし待ちます。 沸騰したかな?と鍋の蓋を開けて確認する子供たち。 沸騰した時に吹きこぼれないよう、鍋の蓋を少しずらして待っている子もいます。 …と、ここで1つの疑問が。 “沸騰”している状態を、みんな判断できるのかな??? 様子を見ていると、「これもう沸騰してる?」「もうちょっと」「うん、もう大丈夫」などと声をかけ合いながら進めていました。 どうやら、4年生の理科の授業で習っていたようです。 こうして、学んだことが繋がっていくんですね。 出来上がったら殻をむき、完成です! 給食の時間に食べるそうですよ。そして、今日の給食はなんと、コッペパンとハンバーグに野菜スープ。これは合いそうです! ゆで卵が出来るようになれば、作れるものが広がりますね。 そのままおやつにしてもいいし、煮卵、サンドイッチ、サラダ、それからこれからの時期はおでん…! 子供がゆで卵を仕上げてくれれば助かります。 ここはどんどん頼んで、ゆで卵マスターになってもらいましょう。 音楽会に向けて11月18日(水) 晴れ 音楽会の収録日が迫ってまいりました。 子供たちも、先生方も準備に追われております。 本日は、講師の三原寿雄先生に来ていただき、全学年が指導していただきました。 三原先生は、安曇野市の元教員で、長年合唱を指導されています。 写真は1年生の様子です。 初めての音楽会ですが、三原先生の前で堂々と発表していました。 昨日、“こんにちは先生”のビデオに登場した高嶋先生も日頃音楽会の指導をしてくださっているのですが、先日1年生の練習中に、感動して涙が出てしまったとおっしゃっていました。 担任の先生と1年生のみんなの心がつながっている様子が、音楽を通して感じられたそうです。 私もその話を聞いて、胸があたたかくなりました。 そんな話を聞くと、音楽は表現そのものなのだな、と思います。 今まで一生懸命練習してきた成果はもちろんのこと、子供たち同士、そして先生との結びつきの様子も学年それぞれに感じられることと思います。 そんな様子にも注目してみたいです。 子供たちは、音楽会に向けての意気込みを、1人1人が色とりどりの音符のカードに書いています。当日いらっしゃったら、ぜひご覧ください。 三原先生には、音楽会当日にも来ていただき、講評していただきます。 その様子も収録予定ですので、こちらも楽しみです。 こんにちは、先生
<Kの学校日記 vol.18>
11月17日(火) 晴れ 今日は朝から全校児童を対象に、歯科健診がありました。 詳しい様子は、保健室の養護の先生の記事をご覧ください。 他の学年が行っている間に、次の学年が廊下で待機しているのですが、きちんと並んで座り、私語を慎み静かに待っている姿が印象的でした。 さて。 給食の時間に、今日は“こんにちは 先生”というビデオ放送がありました。 新任職員が自己紹介をするビデオなのですが、毎回レベルアップしており、みなさんの多彩な特技を発表する場にもなっています。 本日のビデオは、高嶋先生でした。 高嶋先生はピアノ教室の先生でもあり、音楽のイメージが強いのですが、なんと袴を穿いて登場!本気の習字を見せていただきました。 息子さんが、東京で音楽の勉強をされているそうで、明北小学校の校歌のボサノババージョンを作ってくれたそうです。 Youtubeで『明北小学校 校歌』で検索してみてください! 6年生調べ学習
<Kの学校日記 vol.17>
11月13日(金) 第二稿 最近、先生方にブログに掲載する記事案をいただけることが多くなってきました。 ありがたいことです。 今日は、6年生の国語の授業が図書室で行われるとのことで取材に行ってきました。 今6年生は、日本文化を伝えるパンフレット作りをしています。 まず最初に、“『鳥獣戯画』を読む”という話を学習しました。 そこでは、筆者が絵と文章を組み合わせたり、効果的な表現を用いて『鳥獣戯画』の魅力を伝えています。 そのような表現方法を用いて、今度は自分たちでも日本文化の魅力を伝えるパンフレット作りに取り組んでみようというわけです。 班に分かれて題材(日本文化の中でも何を取り上げるか)を決め、項目ごとに担当を決めていきます。 そして担当した項目ごとに、1人1人がパンフレットを作っていきます。 題材を決めて構想を練り、詳しく調べて情報を集め、パンフレットの構成を決めて下書きをしていく… もちろんより魅力的に伝わるような表現方法を使って。 とても難しい作業です。 みんなで力をあわせて、時には先生方の力も借りながら進めています。 『日本にいるけれど、日本の良さを知らない日本人に、 日本文化の魅力を伝える』 6年生のみんなが創るパンフレットがどんなものになるのか、とても楽しみです。 雪吊りと藁ぼっち11月13日(金) 晴れ 朝の濃霧から一転、いいお天気になりました。 朝晩がだいぶ冷え込むようになってきましたね。 今年もあの厳しく長い信州の冬がやってくるのかと思うと、この晴れ間がとても貴重に思えます。 校庭に駆け出して、ど真ん中でおにぎりでも食べたいくらいです。 そして大の字になってお昼寝したい… と、そんな妄想をしたところで、冬はやってくるわけで。 写真は、“雪吊り”と“藁ぼっち”です。 庁務員の先生の作品です。 この美しさ、ため息が出ます。冬支度の一つというより、もはや作品です。 一番上の部分には、とんぼが乗っています。 これも、先生の手作りです。 この飾りは作り手によって違い、メッセージが込められているそうです。 立派な雪吊りの後ろには紅葉する山。 じきに冬がやってくるんですね。 こうして、学校の環境整備をしながら、季節ごとの美しさや楽しさをいつも感じさせてくれる庁務員の先生に感謝。 6年生調理実習(スクランブルエッグ)11月12日(木) 晴れ (第2稿) 本日、6年生は今年度初の調理実習を行いました。 メニューは、スクランブルエッグです。 卵を割り、塩コショウと牛乳を入れてかき混ぜます。 フライパンに油をしき、火をつけ、卵を入れてかき混ぜたら完成! フライパンは、大きいものと小さいもの2つのサイズを用意して、好きな方を選んで調理します。 味の付け方、牛乳の量、溶き方、フライパンの違い、火の通し方などで、1人ずつ違うものになりました。 調理中はいい匂いが立ち込め、ほかほかの出来立てを見ると、つい味見したくなってしまいます。 ぐっとこらえていた6年生のみんな、きっと今頃給食と一緒に食べているかな。 久々の調理実習、みんなとても楽しそうでした! スクランブルエッグのポイント(火加減とかき混ぜ方)を知ることが出来たので、今夜のおかずに加えてみようかな。 6年生のみんなにも、家でもぜひ作って欲しいです。 今後は、5年生の初めての調理実習も予定されています。 想像する力
<Kの学校日記 vol.14>
11月12日(木) 晴れ 昨日の事です。 配布物を確認していたら、一年生の学年通信が入っていました。 「そうぞうをひろげて、よもう!」〜くじらぐも の表題のもと、国語で“くじらぐも”を題材にした授業の様子が載っていました。 その内容に、私は朝から感動してしまい、この学年通信を永久保存版にしようと心に誓った次第です。全文掲載したいくらいです。 「そうぞうをひろげて、よもう!」の表題の通り、子供たちの想像力を引き出すために色々な取り組みがされているわけですが、それがなんとも楽しく素晴らしいのです。 ・「劇にしてやってみたい!」という子供たちの願いから、「」(かぎかっこ)の台詞に注目し、動作化したり、言い回しを工夫してみました。 ・「くじらぐもにのってみたいな」という声をもとに、くじらぐもを制作。 どこにのりたいか?どんなポーズにしたいか?を決めて写真を撮り、切り取ってくじらぐもに乗ってみました。 これが楽しくて大爆笑だったらしい。私も想像するだけで楽しい! ・くじらぐもにのった子供たちが空を旅する部分では、台詞がほぼなかったので、みんなで“ふきだし”をつくって台詞を考えてみました。 学年通信の裏面に、実際の子供たちのつくった“ふきだし”が掲載されているのですが、お話の中の限られた表現をもとにした、あふれ出る想像力に驚かされます。 もう、この時点で私は感動しているわけですが、さらに続きが。 くじらぐもの物語は終盤。 お話の中で子供たちが、ジャングルジムにのり、空に向かってくじらぐもとお別れする場面。 そこで、1年生のみんなも実際に校庭に出て、ジャングルジムの上で、自分が考えた台詞を言ってみるというのです!空に向かって! なんという楽しい企画! これはぜひ取材したい!と、みんなの姿を想像してほくほくしてしまいました。 ところが、しばらくすると。 校庭から子供たちの元気な大きな声が。 …えっ!?ま、まさか!? そう、まさに今、子供たちがジャングルジムで空に向かって叫んでいるではありませんか! 慌ててカメラを取りに行き、激写したのですが、微妙に間に合いませんでした。 空を見ると、大きな、本当にくじらのような雲が。 もしかしたら、このくじら雲を見つけて、急きょ校庭に出てきたのかな? それともたまたま、奇跡的にくじら雲が出てきてくれたのかな? いつもより高いところから、空に向かって自分の考えた台詞を言えた子供たち。 それだけでも、気持ちが良さそうです。 国語の授業って、こんなに楽しいものだったんですね。 先生達って本当にすごいです。 “想像する力”というのは、どんな力なんだろう? どうやって育まれていくのだろう? そう考えた時に、そもそも、何もないところから想像することは出来るのか?という疑問が湧いてきます。 ゼロから想像するというよりは、やっぱり自分の経験した出来事や気持ちから生まれてくるように思えます。 だとすると、たくさんの経験を積んでいくことが、子供たちの想像力を育むことに繋がっていくのでしょうか。 楽しいこと、嬉しいこと、大切にされたこと、悲しかったこと、悔しかったこと、 どんなことも子供たちの糧になっていくのだとしたら、環境を整えようとするあまり、経験する機会を奪ってしまいすぎていないかな?振り返る機会にもなりました。 発見!11月11日(水) 曇り なんと! 校内にカッパが!!!!! しかも頭にはかわいらしいお花が咲いているではないかっ!!!!!! これは大発見と、興奮して職員室に帰り、 「〇〇カッパがいましたっ!!!」と報告したところ、 「いますよね〜」 「あー、あれは、頭のお花が葉っぱになったり、季節ごとに色々変わるんですよ〜」 と。 あ、あれ? ずいぶん前からいたんですね。 全然気が付きませんでした… それにしてもなんと可愛らしい! 何か落ち込むことがあった時には、この子を見にいって心を落ち着かせたいと思います。 さて。 1年生の保護者のみなさま、今日配られる学年通信「おんりーわん」をご覧ください。 国語の素晴らしい授業の様子が載っています。 私は感動してしまいました。 明日あたりの記事にしたいなぁと思っています。 5年生社会見学(株式会社ちくま精機)
<Kの学校日記 vol.12>
11月10日(火) 晴れ 「どこかに出掛ける」というのは、どうしてこんなにもワクワクしてしまうのでしょうか。 今朝は目覚ましよりも50分も早く起床してしまいました… 本日5年生は、社会見学でちくま精機さんを訪問しました。 8時45分頃学校を出発。 犀川を渡る橋の上では、理科で習った“浸食”を観察しました。 そしてそのまま川沿いの土手を歩いていきます。 川沿いの土手を歩く先生と生徒たち…つい、金八先生を思い出してしまうのは私だけでしょうか? 予想以上にいいお天気になり、だんだんと汗が滲んできます。 ちくま精機さんに到着すると、まずは会社の事について色々と教えていただきました。 社名の“ちくま”というのは、昔篠ノ井線で大阪まで走っていた“急行ちくま”からきています。 田舎から大都会へいく急行のように、大きな企業へと成長するようにとの願いが込められているそうです。 創業51年。現在では、本社工場のほかに明科にもう一か所、そして東京にも営業所があるそうです。 お話を伺った後は、2つの班に分かれての工場見学です。 ・デスクトップパソコンを組み立てるところ ・ロボットを使ったデモンストレーション を見せていただきました。 デスクトップパソコンの組み立ては全て手作業です。ここで顧客への発送までを行っています。 家電量販店で販売されているものではなく、注文を受けて作っているので、約4億通りのカスタマイズが可能です。 それぞれ仕様が違うので、組み立て時のミスを防ぐため、“デジタルピッキングシステム”という自社で開発した仕組みを使ってデジタル化しています。 また、梱包で使用するダンボールの組み立ても機械で行うことで、業務効率の向上に役立っています。 ロボットのデモンストレーションは、多関節ロボットを関節ごとに動かした単純動作と、全ての関節を同時に動かした複合動作、それを使用して自社製品の生ごみ処理機“キッチンカラット”のネジを止める作業を見せていただきました。 デモンストレーションを見る前にスライドで説明を受けたのですが、そこにはこんな問いが。 「なぜ人から機械にするの?」 ロボットは、何時間働いても疲れません。正確に確実に膨大な作業をこなします。危険な場所で、危険な作業も出来ます。 スライドでは、こう締めくくられていました。 「ロボットの動いているところを見てもらって、考える教材にしてもらいたい」 これから、確実に機械・ロボット・AIとの関りが深く濃くなっていくであろう子供たちにとって、とても重要な問いかけをしてもらったと思います。 「安全に気をつければ、ロボットはとても良いパートナーになってくれる」 という担当者の方の言葉も心に残りました。 普段、なかなか見ることが出来ない工場の様子を見せていただきましたが、子供たちにはさらにお楽しみが! 本社工場の中にスタジオを構える、“あづみ野エフエム”さんの見学、そして「なろう、ひとつに!」の収録をさせていただきました。 私の車のカーラジオは、いつも76.1MHzです。 “おいしい給食いただきました!”のコーナーがお気に入りです。 スタジオの中に入り、今日一番の緊張の表情をみせていた子供たちですが、立派に収録出来ました。 明日、以下の時間帯で放送されるそうなので、ぜひ聴いてみてください。 11月11日(水) 12:29〜 1班 12:53〜 2班 落ち葉アート11月9日(月) 晴れ 庁務員の先生が、落ち葉や木の実を使ってこんな作品を作ってくれました。 校門を入った築山と、校庭の芝生のところです。 色鮮やかな紅葉が本当に見事です。 たくさんの児童や先生方に見てもらいたいのですが、風がふくと一瞬でなくなってしまうので、とても儚いのです。 見られた人はラッキー! みなさんにも、写真でお裾分けします。 この作品を、15分ほどで作ってしまう庁務員の先生。 季節や行事に合わせて美しく楽しい作品をいつも作ってくださるので、新作が登場したらまた紹介したいと思います。 流れる水のはたらき11月6日(金) 曇り 朝、職員室にいると、校長先生から 「K先生、今日は面白いイベントが一つありますよ」 とのネタの提供が。 なんと、5年生が理科の“水のはたらき”の授業で川の流れを観察しにいくというのです。 しかも、化石博士の庁務員の先生も同行されるとのこと。 こ、これは、取材にいかなくては!と同行させていただきました。 校門に着くと、 「先生〜! 今日ぐっぱで1人になっちゃったから一緒に観察しよう!」 と声をかけてくれる児童が。 なんと嬉しいお誘い! 目がハートになってしまいます。 しかし、私の足元はスニーカー(しかもコンバース)。 こんな軟弱な装備では川に入れそうにありません。 ごめんね。せっかく誘ってくれたのに。 小学校から少し歩くと、犀川という大きな川にぶつかります。 そこから脇に入った小さな川で本日の観察を行います。 ・水中を覗けるメガネで川のながれ、水底の様子を観察。(運搬、堆積) ・板に小さい石や砂利と、大きい石を乗せて、流れの速いところと遅いところでどのように石が動くかを観察。(運搬) ・川岸のどの場所が、どのように削れているかを観察。(浸食) 足元に気をつけながら、危ないところは手を取り合ったり、道具を持ちあったりしながら力を合わせて観察していました。 少し場所を移動して、今度は化石を見つけてみます。 化石博士(庁務員の先生)に、どのような石に化石が見つかりやすいかを教えてもらい、みんなで探していきます。 “石”はその辺に転がっていて、普段珍しいものではないのですが、こうやって観察すると、色々な石があります。 そもそも“石”とは何だろう? どうしてこんなに色々な石が出来るのだろう? 子供たちと一緒に、色々な疑問が湧いてきます。 こんなに身近なところにも、疑問や発見、面白いものはたくさん落ちています。 それぞれに見つけた石を、洗ったり、削ったり、割ったりしながらの化石探し。 化石博士にはどんどん石が運び込まれ、鑑定が進みます。 その結果、有孔虫や葉っぱと思われる化石が見つかりました! 見つからなかった子も、お気に入りの石、珍しい形の石などを手に入れ、お土産が出来ました。 「家に帰ったら、お父さんに見せよう!」 「机に飾ろう」 という声も。 宝物がまた一つ増えたね。 ところで、川にスニーカーという出で立ちでのぞんた私ですが、予想通り川の流れに行く手を阻まれまくりました。 遠くに行けない私を気遣い、近くで川の観察をしてくれる子たち、 川を渡ろうとする私に手を貸してくれる子、 「先生、大丈夫?」「こっちを通った方がいいよ」と声をかけてくれるみんな。 最終的には、土木工事が子供たちによって行われ、大きな石を並べて橋まで作ってくれました!(杖つき) みんなとは違う状況の人(川にスニーカーで行く私)、 ハンディキャップのある人(川に入れない私)、 に対しての、子供たちの対応の仕方、受け入れる懐の深さが垣間見えた時間でもありました。 どんな人にも気遣いが出来て、独りぼっちにすることのない、優しいみんなです。 本当にありがとう! みんなは今日、どんな事を学んだかな? 私もお陰様で、たくさんのことを学びました。 子供たちのそばには、たくさんの学びの種が落ちています。 1つずつ、丁寧に拾って、大人として私も学びを深めていきたいです。 持久走大会11月5日(木) 濃霧からの快晴 持久走大会当日。 最低気温1度の凍てつく朝。まだ霧がかかっている校庭。 朝早くから庁務員の先生が、校庭で落ち葉を使って「ファイト!」の文字を作ってくれました。 力持ちで、器用で、とっても頼りになる庁務員の先生。魅力的な明北小の先生方の一人です。 まだ霧が晴れない中、9時に1、2年生の持久走がスタートしました。 写真を撮る手が凍りそうなほど寒い中、小さな人達が元気いっぱいにスタート! 保護者の方や近所の方、先生方の声援を受けながら1kmの距離を走り抜けました。 あっという間にみんなが戻ってきて、ゴールした写真を撮りそびれるくらいでした。 3,4年生のスタートは9時30分から。 折り返し地点担当の私も、任務に向かいます。 赤いコーンを担ぎながら、学校裏の廃線敷きからあいりすの前を通り、折り返し地点への道のり。アルプスに冠雪した雪の白さや、山の紅葉の美しさに息をのみ、つい足を止めてしまいます。 そして、木々の間から見える明北小学校。校庭には3,4年生が出て準備運動をしています。素晴らしい環境だなぁとカメラを取り出しパチリ。 いかんいかん、任務任務。 折り返し地点に到着してコーンを準備。 保護者はじめ関係者の方々に、今日の様子が伝わるようにと、どの位置から写真を撮るかを確認。そして、川のせせらぎに耳を澄ますひと時。 ご近所の方が通りかかり、 「今日はなにかあるの?」 「明北小の持久走大会です。お騒がせしています。」 「いやいや!子供たちの声が聞こえるのは元気が出るよ。シーンとしている方が良くない。」 なんと温かいお言葉。 近隣の方々のご理解とご協力に大感謝です。 そして、やってきました3、4年生のトップランナー。 試走の時以上の真剣な目、顔つき、さすがトップを走る子は違うのかな? と思ったら、そうではありませんでした。 続々と折り返していくみんな。 その一人一人みんなの顔つきが、スピードが、試走の時とは全然違う! 5、6年生はトップと最後を走る子の差がとても少なく、持久走が得意な子も、そうじゃない子も本当にみんな力を出しています。 その様子に、応援する声にも、走らない私の肩にも力が入ります。 「いいペースだよ!」「その調子!」「力出しきって!」「あとは自分との闘いだからね!」 思い返すとなんだか恥ずかしい… こんなに子供たちを追い込む(自分では激励のつもり)私だけれど、ここ最近そんなにも自分を追い込んだことはあっただろうか? 大人だからって、守りに入っていないかな? 試走の際に書いたように、明北小の持久走大会のコースは、山あり谷あり人生みたいです。 子供たちにも色々な走りがあります。 最初から最後まで飛ばしまくって、果敢に攻めていく子。 自分のペースで安定した走りの子。 みんなから見えなくなると、歩いてそっと休息する子。 どれも良し、然るべき時に休息できることも大切。 正解はないのだな、と感じます。 これから巣立ちを迎え、本当の意味で自分の人生を生き始める時、 それこそこれといった正解のない中で、子供たちはどうやって自分の人生を生きていくのでしょうか。 その道しるべ、原風景となるものを、今見つけているのでしょうか。 この明科の里山、関わる大人たちのまなざし、明北小学校が子供たちの原風景となっていくことを願って。 そうそう、あれだけポイントを探して準備していたカメラですが、子供たちの応援に夢中で結局1枚も撮れませんでした。 子供たち以上に熱くなってしまいました…反省。 道案内、安全の確保という任務をこなしながらも、しっかりと写真をとってくれた校長先生の写真を掲載します。 Meihoku English Day
<Kの学校日記 vol.8>
今日は、Meihoku English Dayです! 英語の専科の先生が来てくださり授業が行われる日です。 私の時代にはなかった小学校での英語の授業、どのように行われているのでしょうか? 1.2時間目は5年生で英語の授業がありました。 早速、5年生の教室に向かおうかと確認したところ、なんと授業が行われるのはパソコン室とのこと。 パソコン室に入ると、英語の教科書やノートの横に、1人一台のノートパソコンが用意されていました。 今日のセンテンスは、ハンバーガーショップに行くシチュエーションのようです。 先生の英語の問いかけに、英語で答えるみんな。 (どうやら、どんなハンバーガーが好きかとか、どのハンバーガーショップが好きかという話をしているようです。) みんな物怖じしたり、恥ずかしがることもなくしっかり声が出ています。 パソコンを使って、動画でハンバーガーショップでの注文のやり取りや、単語の発音を聞き取ったりしていきます。 単語は、フラッシュカードの要領でどんどん発音し、覚えていけるようになっています。 書くことよりも、実際に喋ってみて身に着けていくんですね。 昔(といっても中学時代ですが)との学習の仕方の違いに驚きました。 ナンシーとタケオは一体どこにいってしまったのでしょう!? 柔軟な子供たちの脳に、こうやって英語が定着し、より広い視点で世界を、社会を、人生を見られるようになりますように。 つい走りたくなる音楽11月4日(水) 晴れ 明日はいよいよ持久走大会ですね。 今日の2時間目休みには、たくさんの子供たちが校庭に出て練習に励んだのですが… 実はその陰には、健康委員会のある作戦があったのです・・・! これまでも、2時間目が終わった後の休み時間は20分間と長いので、校庭に出て持久走の練習に励む子供たちの姿が見られました。 しかし、健康委員会の児童は考えました。 「どうしたら、もっと多くのみんなに校庭に出て練習してもらえるかな?」 考えた作戦は、【放送で走りたくなる音楽をかける】! 今日、放送室に集まり、運動会でもお馴染みの“トランベットふきの休日”をかけたところ… なんだろう、この追い立てられるような感覚。 条件反射で気分は運動会。なんだか走りたくなってきた! というわけで、健康委員会の児童たちも、校庭に出て練習に参加。 みるみるうちに児童の数が増え、大勢のみんなで練習することができました。 作戦、大成功だね! 音楽の効果を上手につかったアイディアに感心しました。 |
安曇野市立明北小学校
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