最新更新日:2024/04/26
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いのちの誕生

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<Kの学校日記 vol.78>

3月5日(金) 曇り

「いのちのはじまりの大きさは、どのくらいかな?」

今日1,2時間目に3年生は、助産師の北原先生を講師に迎え、『いのちの誕生』について学びました。
その授業の冒頭で、北原先生からこの問いかけがありました。
いのちのはじまりの大きさ。素敵な言葉です。
みんなで想像してみます。

北原先生から、「ここに答えがあるよ」と小さな黒い紙が配られました。
光に当ててよく見ると、小さな小さな穴があいています。
この穴の大きさが、いのちのはじまりの大きさです。

いのちの始まりは0.13mm。
はじまりから6週経つと、心臓が確認できます。しっぽのようなものも生えています。
お母さんが「妊娠したかも」と気付きだすのも、この時期です。

8週になるとしっぽのようなものはなくなり、男女の違いも出てきます。
20mmの大きさになりました。

12週で93mm、キャンディーくらいの大きさです。
へその緒が出来るので、お母さんから栄養をもらう事が出来るようになります。

20週(6か月)になると、お腹の中で動く様子が分かるようになります(胎動)。
お腹に聴診器をあてると、赤ちゃんの心臓の音も聞こえます。
どんな音なのか、北原先生が聞かせてくれました。
自分たちで脈をはかってみてから、音を聴いて違いがあるか比べてみました。
「けっこう速いね」
みんなの心拍数は1分間に60〜80回。赤ちゃんは140回。
こんなに速く心臓が動いているんだね。

へその緒の中には、血管が3本あります。
1本は、お母さんから栄養をもらうためのもの。
もう2本は、要らないものをお母さんに戻すためのものです。
お母さんは、赤ちゃんに栄養を与えるだけでなく、不要な物のお片付けもしてくれています。

ここまで体を作ることをしてきた赤ちゃんは、残りの3か月間で体重を増やしていきます。
その間、呼吸の練習をしたり(羊水を飲んでは吐き出し、肺を伸び縮みさせる)、お乳をのむ練習をしたり(指をくわえて吸う練習)、誕生に備えて準備をしています。

産まれると、赤ちゃんはすぐに泣きます。
みんなはどんな時に泣く?
「悲しい時」「痛い時」「嬉しいときも泣くよ」
じゃあ、赤ちゃんは産まれてすぐにどうして泣くのかな?

息をするために泣く、と知って子どもたちはとても驚いていました。
そして、産まれるまではお水(羊水)の中にいて、赤ちゃんは息をしたことがないという説明を受けて、「そうか!」と納得していました。

いのちのはじまりから、産まれてくるまでの流れを教えてもらいながら、それぞれの大きさのお母さんのお腹の中(子宮)と、赤ちゃんの大きさの人形も見せてもらいました。
「何ミリ」という説明だけでなく、実際の大きさと形のお人形を見るとイメージが湧いてきます。

ここで前半は終了。少し休憩です。
休憩中、子どもたちは北原先生の周りに集まって赤ちゃんのお人形を見たり、抱いたりしていました。興味があるのですね。

少しびっくりしたのは、
「(自分にも)赤ちゃん出来るかな?」「その前に結婚だね」
などと、子どもたちが妊娠や出産を自分事として考えていたことです。
自分が赤ちゃんだった頃の事を想像するよりも、将来自分が父や母になることを想像していることが、とても興味深かったです。
思春期に向けて、体だけでなく心も準備を進めているのだな、と思いました。

後半はまず、お母さんの子宮や骨盤・赤ちゃんの人形を使って、赤ちゃんが産まれてくる様子を教えてもらいました。
お母さんの骨盤は、入り口が横長で、出口は縦長。
決して広くないこの骨盤を通るために、頭を小さくして、回りながら出てきます。
「え?これ無理じゃない?」と思ってしまうくらい、本当にせまくギリギリの道を通って出てくる赤ちゃん。
頭が通った!と思ったら、今度は次に大きな肩がつっかえます。
それを上手に回りながら…
産まれたーー!!
お人形ながら、感動!

みんなで本物そっくりの赤ちゃんのお人形を抱っこさせてもらったり、重いリュックを抱えて妊婦さん体験もさせていただきました。

「赤ちゃんを抱っこしたことがあるから」と、首をしっかりサポートしてとても上手に抱っこしている児童も数名いました。

こうして命の誕生について学んだ授業。
養護の先生が、こう締めくくってくれました。

「とてもいいお話が聞けたね。命って本当にすごいね。
でも、これはみんなのお話だよ。
そして、周りにいるお友だちのお話でもあるよ。
こうして産まれてきた自分やみんなを、大切にしていこうね。」

そこにいる3年生一人一人の顔を見ると、それぞれに色んなストーリーがあったのだろうな、と思います。
お母さんも、赤ちゃんだったみんなも、命をかけて育み産まれ、その結果ここにいるのだな、と思うと改めて大切な存在だということに気付かされます。
何ができるとかできないとか、すごいとかすごくないとか、そんな事よりも、その子の存在自体がすでに尊く、愛おしいという事を忘れずにいたいです。

「いのちの誕生」というこの大きく深く大切なテーマを、2時間でお話してくださるのは大変だと思います。
北原先生、どうもありがとうございました。

この後3、4時間目には、去年急な休校でこの授業が受けられなかった4年生も、1年越しで授業を受けます。
3年生から1年成長して受けるこの授業。みんなの目には、心にはどう映るかな。

6年生調理実習(粉ふきいも)

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<Kの学校日記 vol.77>

3月4日(木) 晴れ 

あっと言う間に3月。
6年生の小学校生活も、カウントダウンが始まりました。

今日3.4時間目、6年生は家庭科の授業で、“粉ふきいも”を作りました。
今年度2回目にして、最後の調理実習です。
家庭にあるものを使って調理をしてみよう、という事で、みんなお家からじゃがいもを持ってきました。

持ち寄ったとはいえ、みんな同じじゃがいもに見えますが…
洗って、ピーラーで皮をむくと、
「色が違う!」
そう。種類や産地の違いでしょうか、中身が真っ白のものもあれば、黄色いものもあり、違いを発見しました。
皮をむいたじゃがいもは、芽をとります。

…と。ここで、私に向かって駆け寄ってくる児童が。
手を握りしめているので、怪我でもしたかな?と心配しながら手の中を覗き込むと…

手のひらには、小さなじゃがいもの欠片が。
「ほら、目みたい!」
取ったじゃがいもの芽の裏側が、目のような形をしていたのを見せにきてくれたのでした。
本当に芽が目みたいだったので、記念に写真を撮りました。
(ブログに載せるには被写体が小さすぎました)

こうして処理したじゃがいもは、包丁で適当な大きさに切ります。
どのくらいの大きさにするかは、班で相談して決めました。
切ったじゃがいもを鍋に入れて水をはり、火にかけて茹でます。

この間、
切ったじゃがいもに、つまようじで穴をあけて“顔”を作る子(・.・ ←こんな顔)、
しゃがんでガスの火を見つめる子(落ち着くらしい)
お皿を取りに行き、「いちま〜い、にま〜い」とお岩さん調の子
テキパキと片付けたり、台を拭いたりする子
と様々。

共通して言えることは、とても楽しそうで嬉しそうでした。
本当にみんなウキウキしていました。

茹で上がったじゃがいもは、お湯を捨てて鍋に戻し、塩こしょうで味付けです。
以前、スクランブルエッグを作った時に、塩や胡椒を入れ過ぎて味が濃くなってしまったので、今回は調味料の入れ過ぎに気をつけて。

味が決まったら、弱火にして鍋をゆすりながら粉をふかせて、出来上がり!
ラップに包んでみんなで分けたら、給食の時間にいただきます。

家庭科の授業が終わるとすぐに給食です。
まだ温かさが残る粉ふきいもを教室に持ち帰り、みんなで食べました。

食べている様子を6年生のクラスまで見に行くと、担任の先生がみんなに声をかけてくれ、全員の写真が撮れました。
それぞれ、手に(口に)手作りの粉ふきいもを持っています。

お味は美味しかったそうです。
今回は薄味にしたので、素材の味をしっかり感じた模様。
一人一人の表情を掲載することはできませんが、すごくいい笑顔を見せてくれました。

そして午後は、5時間目に6年生を送る会がありました。
こちらも子どもたちの様子を見ることが出来たので、後日掲載したいと思います。


それにしても。
昨日の<Tの学校日記>のクイズの答えが気になります。
正解の発表が待ち遠しいです。

まちたんけん(2年生)

<Tの学校日記3>

3月3日(水)晴れ

2年生のまちたんけんに同行させてもらいました。

梅が咲いているというのに、水たまりには薄氷という、
季節の変わり目であることを実感する寒さの中、まず郵便局に向かいました。

子どもにとって、目に見えるものすべてが興味の対象になります。
特に動くもの。
お店の解体工事で運ばれるがれき
道を平らにしているユンボ
そういったものに見とれていると、電柱やパイロンにぶつかります。

土に霜柱ができていました。
自分は、それを踏みつぶして足跡をつけて遊ぶくらいしか思いつきませんが、
“霜柱”という言葉から子ども達が連想したものは、「鬼滅の刃」。
「全集中、霜の呼吸、一の型」
みなさんは何のことだか分かりますか?
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郵便局に着きました。
明科郵便局では、郵便物の収集をやっていないので、仕分け等の作業は見られませんでしたが、
局員さんがていねいに説明をしてくれました。
話を聞くばかりにならないようにクイズも混ぜての説明です。

ここでもんだいです。
明科地域には、ポストはいくつあるでしょうか。
                答えはまた後日。ニコッ!

今日は令和3年3月3日。
そうです。3が三つ並んでいます。ということは消印の日付も・・・。
大人の事情で写真をお見せできませんが、子ども達は、3が三つ並んだ風景の入りの消印を押していただきました。

またまたもんだいです。
明科局の風景の入った消印には、何が描かれているでしょうか。
                ヒント:魚と花です。
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次は明科図書館に伺いました。

学校の図書館の何倍もの数の本に、子ども達の目は輝きます。
館長さんや職員の方に図書館の説明をしていただき、本を借ります。

その後、職員の方にお話をしていただきました。
重箱を使ってのお話で、最後にふたを開けると、たくさんのものが飛び出し、
子ども達は大きな声で歓声を上げました。
飛び出したのは、牛乳パックと輪ゴムでつくったバネのようなものです。
お土産にひとつずついただきました。

最後にみんなで記念写真を撮って図書館を後にしました。
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今年は、新型コロナウイルスの関係で、人を招くことも、外に出かけることも制限されましたが、
2月に感染警戒レベルが1になり、やっと活動ができるようになりました。
今日はわいわいランドや放課後学習室も行われました。

人とのかかわりに勝る教材はありません。
みなで基本的な感染対策を行い、子ども達の学習環境を守っていきたいです。

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明北小コンサートと、教頭先生

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<Kの学校日記 vol.76>

3月2日(火) 雨のち曇りのち雨 <第2稿>

【激写くん! Part6】

●1、2枚目
明北小コンサート、開催中!
先週水曜日から、給食の時間に『明北小コンサート』が放映されています。
↓こんな子どもたちや先生が、コンサートに出演しています。

・3人トリオで“夜に駆ける”を披露!
 2人がボーカルで、1人がドラム。ドラムは自分で考えて曲に合わせて打ってくれました。
 とても速くて難しい曲ですが、ボーカルの2人の息がぴったりです。

・自作の曲を披露!
 「森の中のうさぎさん」という、何と!出演者の2人が作った曲を披露してくれました。
 世界に1つだけのオリジナルソングです。

・今年もバイオリンで出演!
 生演奏が聴けないのが残念ですが、去年よりサイズが大きくなったバイオリンを携えて、今年も演奏してくれました。

・ピアノ演奏!
 音楽室のグランドピアノの蓋を開けて、ソロのピアノ演奏を聴かせてくれました。
 何度も練習したそうで、立派な演奏でした。
 
・先生も出演!
 指導補助員のY先生は、ピアノの先生。
 華やかなドレスを着て、ジャズを聴かせてくれました。

この明北小コンサートも、今日がラストステージです。
今日は、指導補助員(ピアノの先生)のT先生が、東京でフルートの勉強をしている息子さんと出演予定です!

4年生のクラスと、職員室での様子も激写しました。テレビに向かって拍手がおこっていました。


●3枚目
なんということでしょう…
昨日、教頭先生が児童に算数を教えているところを激写したはずなのに、その写真が見つかりません。
大ショックなのですが、今日の教頭先生のお仕事の様子を代わりに激写しました。

10月に遡ります。
教育実習の学生さんに対して、職員室で教頭先生がお話をされていました。
通りすがりに聞こえたその内容にひどく感動し、思わず同席させてもらった記憶があります。

普通の先生は、「言って聞かせる」
良い先生は、「説明する」
もっと良い先生は、「やってみせる」
最良の先生は、「子どもの心に火をつける(子どもがやってみたい!と思う)」

「あれ?」「どうして?」「やってみたい!」と子どもの心が動けば、あとは困った時に手助けをするだけ、なのだそうです。

子ども達は、先生がどうして欲しいかが分かるし、忖度してくれちゃうそうです。
なので、子どもたちが心から自分の意見を言える環境をつくることが大切。
そうして出た意見がぶつかったり、他の人と違ったりした場合、そこで考えて響くものがある。でも、忖度して出した答えはそうはいかない。
自分自身を出せる環境があるからこそ、子どもの成長に繋がる。

深い、深いです。
これは家庭にも置き換えることが出来そうなので、忖度祭りにならないよう気を付けねばと自省すると同時に、教頭先生の先生としてのすばらしさを感じた10月。

いつも穏やかで、声を荒げる事もなく、何でも話しやすい雰囲気がある教頭先生。
でもすごく面白い事もしてくれる教頭先生。
そんな教頭先生が授業をしたら、どんな風になるのか、見てみたいとずっと思っていました。

そして昨日、少しの時間でしたが児童に算数を教えている姿を見ることができました。
問題自体はきちんと解けている児童。
でも、えんぴつくん(問いにでてくるキャラクター)が出している条件に合った解き方ではありません。
そこを、教頭先生が導いていました。
そう、導くという言葉がぴったりです。

『教える』とはどういうことなのか、
子どもに関わるってどういうことなのか、
教頭先生を見ていると、深い問いがたくさん出てきます。
この辺を探求しだすと、ブログが永遠に終わらないのでこの辺で。
親向けの講演会とかしてくれないかなぁ…ぶつぶつ。

5年生図工(版画)

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<Kの学校日記 vol.75>

3月2日(火) 雨のち曇り

今日の1時間目、5年生は版画の仕上げをしました。
版画の下絵作りの様子を記事にしたのが1月19日。まだ版画に取り組み始めた頃でした。

それから下絵を完成させ、彫刻刀で彫り進めながら黄・赤の色を重ね…
そして今日、青色を最後に重ねる作業をして、みんなの作品が完成しました!

カメラを持って教室を訪れると、
「先生、見て!できたよ」
と作品を誇らしげに見せてくれる子どもたち。

先に出来上がった児童は、完成した数枚の中から1枚を選んで台紙に貼り、黒板に飾っていました。

まだ作業中の児童は、版木にローラーで青色を塗り、その版木を紙(黄色と赤が塗られたもの)にえいっ!と乗せて、ばれんを使って摺ります。
この、えいっ!が作品の出来上がりを左右する大事な作業。
「だれかー、手伝って」
と声がかかると、わらわらと子どもたちが集まってきて手伝っていました。
この助け合う姿がとても自然で、彼ら彼女らにとっての日常なのだなと感じます。

完成した版画は、どれも素敵です。
版画っていいなぁ。

5年生は今回、黄、赤、青の3色を摺ったわけですが、最初に黄色を塗る前に、白い色を出したい部分を彫ります。
次に、赤を塗る前に、黄色い色を残したい部分を彫って…
青を塗る前に…
頭が混乱してきました。

どの色をどう残すか、考えながら色を重ねるためには、頭を使いますね。
難しい!

“夕方の山”という作品。
真っ赤に燃えるような空。夕日を受けて金色に輝く家や電柱。
影になっている山の青とのコントラストが素敵です。懐かしささえ感じます。

“富士山”という作品。
雲と、山に冠雪した部分の白が印象的です。この“白”(色を重ねない部分)をしっかり出す事にこだわったそうです。
版木を見ると、雲、雪、空の削り方が全部違っています。
この削り方の違いが、出来上がった版画にも反映されていて面白いです。

人気だった“花火”の作品も、色の重ね方によって、全然違うものになっています。

狙い通りにうまくいった子も、やってみた結果思い通りにいかなかった子も、
「自分で考えてやってみた、その独創性が素晴らしい。
 チャレンジが見られて嬉しかった」
と、担任の先生がおっしゃっていました。

朝から、小さな美術館を楽しませてもらいました。

かしわ学級音楽

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<Kの学校日記 vol.74>

3月1日(月) 晴れ

思い出すと、なんだか泣きそうになる瞬間というのがあると思います。
悲しいとか悔しいということではなく、目頭が熱くなるというか。

そういう瞬間が、明北小にはいくつも転がっているのですが、先週の金曜日もまた、拾ってしまいました。そんな素敵な瞬間を。

4時間目。
かしわ学級では、音楽の授業中。
そこで、先生方がデュエットをしているという情報を、校長先生が伝えに来てくださいました。
カメラを持って駆けつけると、残念ながらデュエットは終わっていましたが、みんなで歌を歌っていたので、そのまま少しお邪魔することにしました。
とても楽しそうに歌う子どもたち、それに先生。
歌い終わると、自然と抱き合う先生と児童。

かしわ学級の担任A先生は、とても歌がお上手です。
心から音楽を楽しんでいるのが伝わってきます。
A先生が、こうおっしゃいます。
「音楽というのは、音を楽しむものなんだ。音を苦しむものじゃない。例えばこうやって…」と、リコーダーを取り出して吹くA先生。
「…あ、間違えた!(たぶん、わざと)でも、間違えてもOK!楽しむ気持ちが大切。」

それを、音楽のM先生と指導補助員(ピアノ教室の先生)のT先生が、いすに座って「うん、うん」と聞いています。
誰が偉いとか、誰が専門だから教えるとかではなく、そんな先生方の関係性がまず素晴らしいです。
大人たちの関係性、空気感のようなものを、子どもは意外と細やかに感じ取っています。
周りにいる大人たちのこういった関係性に触れることからも、机上の勉強では出来ない経験をしているのだと思います。

「さあ、これから何をやろう?」というA先生の言葉に、ある児童が
「ピアノ!」と答えます。
「いいねぇ!」
「何を弾こうか?」
「こいのぼり!」
「いいねぇ!」
そんなやりとりから、「こいのぼり」をみんなで奏でてみることになりました。

「ピアノ弾けないよ」
と、最初はこわごわとピアノに触れていた子どもたちでしたが、
「いいよ、だいじょうぶ。好きな音を出してみていいよ。合わせるから!」
というT先生の言葉に、どんどんと、心のままにピアノの音を出していました。
T先生が、その包容力で子どもたちに合わせて伴奏をします。

そしてその横では、M先生と一緒に“こいのぼり”を歌う児童の姿。
ものすごい一体感。

メロディー自体が合っているわけではないのです。
なのに、この心が繋がっている感。

後日、T先生に話を聞くと、音自体はばらばらだとしても、気持ちと表現がピタッと合わさることがあるのだそうです。
そうか、その一体感だったのですね。

曲が終わると、みんなで喜び合いました。
うまく弾くとか、難しいことをやるとか、そういうのもすごいけれど、この一体感が出せる、心を繋がることが出来ることの方が、うんとうんと、私の心には響き、残ったわけで。

なんて素晴らしい授業をしているのだろうと、感動、喜び、そういったものを感じさせてもらいました。
子どもたちも、先生たちも素晴らしいです。

そして今、私がブログを書いているこの場所から、教頭先生が児童に算数を教えているのが見えます。
以前、教育実習にきた学生さんに対し、教頭先生が話していた内容にひどく感動し、教頭先生が教鞭を執る姿を見たいなぁと思っていました。
ちょっと激写してきます。
機会があれば、お伝えします。

すべての本がそろっています

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<Kの学校日記 vol.73>

2月26日(金) くもり

『読むことだけできます。
 すべての本がそろっています。』

先週1週間の蔵書点検期間を経て、今週からまた図書館で本が読めるようになりました。
この貼り紙に書いてある通り、貸出が出来ないため、“すべての本がそろっています”。
“すべて”の本です。
す・べ・て。

うーん。なんてグッとくる言葉なんでしょう。
いい貼り紙だなぁ。

明北小の図書館には、約6,500冊の本がありますが、常時300冊ほどは借りられていて図書館にありません。
人気の本は、予約をしても1年待ち!なんてものもあるそうで、人気シリーズ本が全巻揃っている光景が見られるのは、1年の中でもこの時期だけ。
今だけです。
これはもう、図書館に行くしかないでしょう!
普段お目にかかれない本が、選びたい放題なのですから!!


…おっと。
つい盛り上がってしまいました。

この、図書館の本がすべて揃っているという夢のような期間の間、司書の先生はどんなお仕事をされているのでしょうか。
実は司書の先生もまた、年に1度の大仕事をされていました。
それが、本の選別です。

学校の図書館には、“適切な本の数”というのが決まっています。
その学校のクラス数に対して本の総数の目安のようなものがあり、その数に対する充足率が100%に近いと、適切な本の数になっているという事になります。

この1年間で増えた本の数を見ながら、適切な本の数になるように司書の先生が選別を行います。
そして余剰分を廃棄する、という事になるわけですが、廃棄する規準は決まっており、それに則って見極めていきます。
大まかには、内容が古くなった本(教育内容の改訂や、科学や歴史などで新事実が発見された場合など)、破損や汚損などがこれに当たります。

しかしこうして廃棄することが決まった本は、そのままゴミになるわけではありません。
市内小中学校の司書の先生間のネットワークを通じて、リサイクルすることも多いそうです。
今年度も、ある学校から明北小に職業辞典のような本をいただきました。
この内容がなかなか面白く、目次のところで自分の好きな事から職業を検索できるようになっています。
音楽が好き→歌手、指揮者、調律師、音響エンジニア…
アウトドアライフが好き→登山家、ネイチャーガイド、マタギ…
という感じです。
『何も好きなことがない、とがっかりした子のための特別編』もあります。
昨今、小学校でもキャリア教育が少しずつ取り入れられているという現状をみて、司書の先生が仕入れてくれました。

こうした学校間のリサイクル以外にも、学級文庫(クラスごとの本棚にある小さな図書館)に入れることもあるそうで、この年度末に、学級文庫の本の選別と入れ替えも行います。
学級文庫の本は図書館の本と区別するため、オレンジ色のシールを貼るそうです。
この日もカウンターの上には、オレンジ色のシールが貼られた本が置いて準備してありました。
図書館を引退した本たちの余生。次はどのクラスに仲間入りするのかな?

学校図書館は、子ども達に『今』必要な本を揃えておくことが大切です。
そのためにも、この本の入れ替え作業はとても重要な仕事となります。
教育内容の改訂や、社会の動向、その年の子どもたちの活動などを頭に入れながら選別する司書の先生。
明北小は本の数が少ないため、その辺りの見極めが大変だとおっしゃっていました。

年度末で卒業する6年生と同じように、図書館にもここを卒業していく本たちがいるのですね。そう考えるとちょっとしんみりしてしまいます。
今までありがとうという気持ちを込めて、これからも本を大切に仲良くしたいものです。
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いい時間

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<Kの学校日記 vol.72>

2月25日(木) 快晴

音楽室から、ピアノの音色が聞こえてきます。
そっと中を覗くと、ある児童がピアノの練習をしていました。

ピアノを習ったことはないけれど、「弾いてみたい」という彼女が選んだ曲は、“星影のエール”。
楽譜を見ると、音符の下にドレミを書き、難しい左手の伴奏は、1音でも恰好がつくように工夫して作っていました。

今は、右手でメロディーの練習中。
音楽経験の長い先生が隣で見守っています。
彼女の手や指は、力が入りすぎておらずに柔らかく、中に卵が入るくらいのアーチがきちんとできていました。

時々つっかえたりしながらも、柔らかい音色を紡いでいる彼女と、
やりたい気持ちに寄り添い、隣で見守る先生。
この2人の時間が本当に素敵で、許可を得て写真を撮らせていただきました。

先生と児童。
言葉にするとなんとなく堅苦しい響きがしますが、あの場の空気感はとても柔らかく優しいもので、隣にいる私まで包み込まれるようでした。

こういう先生と子どもたちの優しい時間、やり取りに触れることが出来ると、いつもなんとも言えない幸福感を感じます。
良い時間に立ち会わせていただき、ありがとうございました。


実は、今日は図書館の司書の先生の蔵書点検後の仕事を取材させてもらったのですが、またの機会にご紹介します。

新体制(春)に向けて

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2月24日(水)  晴れ
先日(22日)のHPで梅の開花をお知らせしました。今日撮影しましたので紹介します。
この梅は体育館北側にあるため、こんなに早く開花するとは思っていませんでした。
春のような陽気になったり、冬に逆戻りした天候となったり、人間にとっては体調管理が難しい日々ですが、梅は元気に咲いています(まだ数輪ですが)。

夜は(18時30分〜)、「PTA新役員会」を開催していただきました。新年度のPTA活動に向けて活動が始まります。
学校では明日から新児童会の組織で活動が始まります。

明日はまた「Kの学校日記」をお届けできる見込みです。
お楽しみに!

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明北小コンサート収録中…など

<Kの学校日記 vol.71>

2月22日(月) 晴れ

まだ午前中ですが、今日も色々な発見があり、何をお伝えしようか迷ってしまいます。

1、明北小の梅の花、開花!
2、校内を消毒して回っているときの、各学年の様子。
3、明北小コンサート収録中
4、1年生の版画がとても可愛らしいこと


1、明北小の梅の花、開花!
 
 今朝、庁務員の先生が、職員室まで梅の花の開花情報を届けてくれました。
まだ写真が撮れておらず、掲載できませんが、後で激写してきます。

2、校内を消毒して回っているときの、各学年の様子
 毎日校内を消毒して回っています。
消毒作業自体は淡々と行っていますが、各クラスの前を通りかかると、様子が伝わってくるのが、毎日楽しいです。
(ドアの外からこっそり覗き見ています。たまに見つかります。)

2時間目。
6年生は、床に座って車座になり、前に数人の児童が出てきていました。
楽しそうに笑い声が聞こえていて、担任の先生も一緒に笑っていて、その様子がすごくほっこりしました。いい時間を過ごしているな、と思いました。

2年生は、算数の時間のようで、ドリルなど授業で使うものを後ろの棚に取りに行っていました。いくつか先生に言われたものを、1つずつ忘れないように覚えながら、静かに素早く取りに行けました。

1年生は、国語の授業のようでした。先生がゆっくりと優しい声で伝えることを、みんな真剣にいい姿勢で聞いていました。

(3、4、5年生は、それぞれ音楽、体育、図書館の時間のようで、クラスにはいませんでした。)

3、明北小コンサート収録中
 2時間目休み、音楽室では“明北小コンサート”の収録が行われていました。
今日収録する出演者は、3年生のピアノ奏者。♪ドーミドソッソッ♪でお馴染みのクレメンティのソナチネを披露していました。

今週水曜日から、お昼の放送にて明北小コンサートが開かれるようで楽しみです。

4、1年生の版画がとても可愛らしいこと
 1年生のクラスの前に、画用紙をちぎって作った版画が飾られています。
テーマは、“うれしい笑顔”。
この作品がたまらなく可愛らしくて、見るたびに目じりが下がってしまいます。
そして1つ1つの作品を見ていると、本人の顔が浮かんできます。

作品カードには、『ほめられてうれしい〇〇くん』『漢字テスト100点やったー』『ドッチビーでかったー』など、嬉しい瞬間が表題として書かれていました。

本当に可愛らしくていいお顔。
こんな会心の笑顔を、これからももっともっと見たいなと思います。


…結局、迷いながらも全部書いてしまいました。

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5年生理科(実験)

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<Kの学校日記 vol.70>

2月19日(金) 快晴

朝は冷えましたが、良いお天気になりましたね。
昨日はスキー教室の様子を、現地で校長先生がこまめにブログで知らせてくださいました。
「無事についたかな?」「今頃、ご飯食べているかな?」
職員室から、遥か遠くの山を眺めながらそんな事を思っていたので、リアルタイムでの更新に気付くと嬉しくなりました。
みんなの楽しんでいる様子もより想像できて、幸せな気持ちにもなりました。

さて、本日2時間目。
職員室で作業をしていると、5年生の担任の先生から、理科室で実験中との情報をいただき、カメラを片手に駆けつけてまいりました。

今5年生は、理科で『ものの溶け方』を勉強中です。
日常生活の中でも、塩や砂糖などを水やお湯にとかすことがあります。
ものは、水にどのように溶けるのか?実験を通して学んでいます。

これまでに、
・食塩やミョウバン(茄子の漬物の色を良くしたり、ごぼうのあく抜きなどの使用する白い粉)が、水に溶けていく様子
・ものが水に溶ける量や、ものによる溶け方の違い、
・水溶液の温度を下げることにより、溶けきれなくなったものが出てくる様子
などを、実験を通して確認してきました。

そして今度は、水溶液の温度を上げて、蒸発させるとどうなるかを実験しています。
教科書に沿って、食塩を溶かした食塩水で実験してみた所、蒸発させると溶けきれなくなった食塩が出てきました。

すると。
5年生のみんなの中で
「ミョウバンでも、同じようになるのかな?」「やってみたい!」
という意見が出たようです。
そこで今日は、ミョウバン水を蒸発させる実験をしてみました。

ミョウバンを水に溶かしてミョウバン水を作り、溶け残ったミョウバンがないように、ろ過します。そのろ過したミョウバン水を蒸発させる、という作業をしました。

ぐつぐつ…
沸騰してきたミョウバン水。
後半一気に蒸発すると、白い粉(ミョウバン)が残りました。

こうして食塩と同じように、ミョウバン水も蒸発させるとミョウバンが残るという事が分かりました。
めでたし、めでたし。

いやいや、ここで実験は終わりではありません。
子どもたちの中から、
「この残ったミョウバンを、また溶かしたら溶けるのかな?」
という新たな疑問が発生!

「やってみよう!」と、再度実験開始。
残ったミョウバンをまた水に溶かし、それをまた蒸発させる、という作業を繰り返しやってみました。
実験を通してどんどん疑問が湧いていき、確かめてみたいという意欲に繋がっていきます。

担任の先生が、
「子どもたちの『やってみたい!』という情熱を大切にしたい。
それが主体性に繋がっていくのではないかと思っているので、時間は限られているが、出来る限りのサポートをしたい」
とおっしゃっていました。

子どもたちの意欲は、枯れない泉のようです。環境さえ整えば、こんこんと湧き続けるように見えます。
でもその意欲を、周りにいる大人は壊すことも、サポートすることも両方出来るのだろうなと思います。
明北小の先生方の、子どもたちの意欲に火をつけ、その灯を丁寧に見守っていく姿をまた今日も垣間見ることができ、またしても幸せな気持ちになりました。

スキー教室 閉校式

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楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
スキー教室の閉校式を行いました
みんないい顔です
インストラクターの皆さまには 手厚く そして親切に指導していただきました
ありがとうございました

間もなく学校に向けて出発です

間もなく終了です

充実したスキー教室でした。
間もなく閉校式です
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蔵書点検

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<Kの学校日記 vol.69>

2月18日(水) くもり

朝7時53分、3〜6年生の児童達はバスに乗ってスキー場へと出掛けていきました。
現地での天気はくもりのようです。
気温は低そうですが、思いっきり楽しんで帰ってきて欲しいです。

さて。
今週月曜日から1週間は、図書館の蔵書点検期間です。
“蔵書点検”。司書の先生は、いったいどんな事をしているのでしょうか?
図書館を覗いてきました。

“蔵書点検”では、図書館にあるべき本が全て揃っているかどうかを確認します。
まずは、バーコードリーダーで全ての本のバーコードを、1冊ずつ読み取るのですが…うーん。
図書館にある大量の本を眺めると、なんだか気が遠くなってきます…

この作業を効率的に行うために、安曇野市全小中学校では、バーコードを貼る位置が共通のルールとして決まっているそうです。
裏表紙に置くと、ピッタリ貼る位置が分かる便利アイテムを、司書の先生がお持ちでした。
中には裏表紙にも読み物が載っていて、決まった位置に貼りづらい司書泣かせの本もあるようですが、こうして素早く作業を行えるようになっているのですね。

全ての本のバーコードを読み終えると、まだ読み取っていない本がリストとして出てきます。
そのリストに載っている本が、図書館にない本という事になるため、探します。
この“探す”という作業が大仕事です。
バーコードの読み取り忘れや、本の裏に落ちている場合などもあり、見つかった時点で“ピッ”とバーコードを読み取ります。
そして最終的に、この“ピッ”が出来なかった本が、“不明本”となるそうです。

明北小では、この不明本がここ数年の間、ずっと0(ゼロ)!
今年度も0でした。
これはとても珍しい事のようです。
そのため、返却率(貸し出した本がきちんと返ってきている確率)は100%。
紛失率(貸出した本を、なくしてしまって返せない確率)は0%となっています。
お〜パチパチ!

リストに載ってしまった見つからない本を、ひたすら“探す”という司書の先生の大変な仕事が、明北小では軽減されているようで、素晴らしいですね。

この“蔵書点検”の期間が終わると、年度末に向けて本の整理と廃棄に入っていくそうなのですが、この仕事は、またの機会に司書の先生に教えてもらおうと思います。

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スキー教室のお昼といえば

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昼食の時間です
広いレストハウスを貸切にしていただき、スペースを十分に確保しての昼食です。
スキー教室の昼食といえば カレー  児童一人ひとりが 「大盛り」 「普通」 と申告して盛り付けていただきました。美味しいカレー  「ごちそうさまでした」
これで午後のレッスンも頑張れそうです


レッスンは続きます

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雪は小降りになり、視界が良くなってきました。
上の写真。3年生かと思われますが、休憩のようです。雪の上に寝転ぶ子もいます。
下の写真。ゲレンデを滑り降りるグループ。
レストハウスから撮影しているので、ハッキリしない写真となってしまいました。
本部待機者が撮影しているのでお許しください。

今日は明北小学校以外の団体はいません。広いゲレンデを自由に使っています。
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スキー教室 レッスンの始まりです

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開校式を行った後、グループ毎にレッスンが始まりました。
一枚目の写真。開校式は6年児童が進行しています。
二枚目の写真。準備運動。いつもとは違う服装、滑りやすい足もと。苦労しています。
三枚目の写真。上級者のグループは早速リフトに向かいました。
楽しいレッスンの始まりです。(楽しそうです)



スキー教室 始まります

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2月18日 木曜日  スキー場は 雪
今日は3〜6年生のスキー教室です。
鹿島槍スキー場の天気は 雪
ゲレンデの状態は、パウダースノーでとても滑りやすいようです。
これから開校式。
レッスンの様子はこの後お知らせします。

スキー教室の前日打ち合わせ

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<Tの学校日記2>

2月17日 水曜日 雪

先日のブログで、Kが、私の正体についてコメントしていました。ここでは明かせませんが、昨年は、AさつBラックと名乗っていました。
今日は、仲間のYと合作です。Yはこのために、はるばる彼方から手伝いに来てくれました。

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明日は、3年生以上のスキー教室。
今年は、いろいろあって修学旅行や社会見学の計画を大きく変更しました。
特に6年生にとっては、今年度初めてのバスで出かける外での活動。
新型コロナウイルス感染警戒レベルも、昨日「1」に下がり、卒業を前にしてやっと出かけられます。

今日は、その事前の打ち合わせ会。

体育館に、約1年ぶりに4つの学年の児童が集まりました。
進行をしたMr.Sは、圧迫感を感じたそうです。

まず初めに、集合場所の確認と健康チェックカードの記入について話がありました。
例年、2台のバスで出かけていましたが、今年は、密を少しでも減らすために、4台のバスで出かけます。(市に2台分のバス代を補助してもらいました)
それでも、万が一を考え、健康チェックは大変重要です。

次に、服装の確認をしました。
今回は、滑走中もマスクか、それに代わるものを着用します。
運動をすればどうしても濡れますから、替えが必要です。

スキー場での礼儀についてもお話がありました。
「教えていただく」気持ちを大切にしたいです。

お昼の事についても説明がありました。
スキー場で感染対策を十分にしていただいていますが、
大事なことはたくさんあります。
それよりも大事なのが、「食べ過ぎ」ないようにすることです。
テンションが上がると、つい調子に乗ってしまい、午後の活動に差し支えます。
食休みも大切です。

その後、班ごとに集まって、班長と副班長を決めました。

明日は曇りで、少し寒そうな予報が出ていますが、楽しい1日にしてほしいです。

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5年生のプレゼンテーション

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<Kの学校日記 vol.68>

2月16日(火) くもり

今日は5時間目に、5年生が3年生に対して委員会の説明を(リモートで)行うとのことで、お邪魔してきました。
5年生の担任の先生曰く、『プレゼンテーション』。
来年度、委員会の委員長や副委員長になる5年生が、新しく委員会に携わる3年生に対して、仕事内容などを説明します。そしてどうもそれだけではなく、来年度自分たちの委員会に入ってもらうための勧誘の役割も大いに果たしていそうです。

人に何かを説明し、魅力を伝えるというのは、なかなか難しいものです。それが初めての人相手であれば特に。

ちょうど今5年生は、国語で『伝わる表現を選ぼう』という単元をやっています。
相手に応じた言葉を選ぼう、ということで、”このお知らせを1年生に向けて書くとしたら…?”そんな内容の学習をしています。
“1年生”を“3年生”に変えて考えてみると…今回の委員会の説明を考えるのにピッタリと合いそうです。
担任の先生が、この国語の単元と絡めながら、プレゼンの準備をサポートしてくれました。

まず、言いたい台詞を書きだしたものを見て、どのような表現に変えればより伝わりやすいかを考えました。
「これから、3年生に、委員会のプレゼンテーションを、やります。」
「3年生は、何の委員会に入りたいか、決まった?」
このような台詞を、どのように言い換えたら良いのか、各自で、そしてグループでも考えてみました。

そういったプロセスを経て、委員会ごとに発表する内容を考え、画用紙に絵も描いて準備しました。

今日はそのプレゼン本番!
5年生は、人数が少ないため、全員が委員長か副委員長になる予定です。
つまり、全員が出演者。
Zoomが繋がると、順番に、5年生のみんなが前にでて話をしました。
委員会名、自分の名前と役職、そしてその委員会の代表的な仕事、さらにはどんな人が向いているかまで…。
最後に、「待ってまーす!」と笑顔で手を振られると、完全に心を掴まれてしまいました。

その間、先生がやったことといえば、接続が出来ているかの確認くらい。
あとは、時間になったら子どもたちで「まずは、席に着こう」「じゃあ、順番に並ぼう」などと声をかけ合いながら進めていました。

質疑応答の時間では、3年生からいくつもの質問が出ました。
質問者から委員会名が出ると、「放送委員だよ!」「図書委員だよ!」と言い合いながら、呼ばれた委員長は嬉しそうに前に出て質問に答えていました。周りのメンバーに囲まれ、記者会見のようでした。

毎度感心してしまいますが、今回もまた、「自分たちでここまでの事が出来るんだね。」と感動していた私を前に、ある児童がこんなことを言っていました。

「でも、今が一番大変だよ。
6年生がいなくなって、今度は自分たちがひっぱっていかなきゃいけなくなる。」
みんなで協力し合い、楽しみながらやっているところばかりが目についていたけれど、そうか。そうだよね。プレッシャーもあるよね。

年度末が近づいてきて、卒業する6年生だけではなく、どの学年も進級し、環境は変わってくるのですよね。それぞれに、期待とともに、不安や緊張も感じているのだな、と気付かせてもらいました。

そして、5年生のみんなが学び、取り組んだ今回のプレゼン、国語の単元は、大人になってもまだまだ考え続けるテーマでもあるなと感じた取材でした。

(国語の教科書より)
『伝わる表現を選ぼう』
内容も言葉も間違っていないのに、相手に理解してもらえなかったり、あやまって受け取られたりしたことはありませんか。
あなたの伝えたいことが、相手に正しく伝わるようにするためには、どう表現すればよいかを考えてみましょう。

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学校行事
3/8 学年末清掃(〜15)
3/12 学級事務(5時間授業)
安曇野市立明北小学校
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