最新更新日:2024/05/14
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5月24日『明北小オープンDAY』 詳細は「お知らせ」からご覧ください♪

いのちの誕生

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<Kの学校日記 vol.78>

3月5日(金) 曇り

「いのちのはじまりの大きさは、どのくらいかな?」

今日1,2時間目に3年生は、助産師の北原先生を講師に迎え、『いのちの誕生』について学びました。
その授業の冒頭で、北原先生からこの問いかけがありました。
いのちのはじまりの大きさ。素敵な言葉です。
みんなで想像してみます。

北原先生から、「ここに答えがあるよ」と小さな黒い紙が配られました。
光に当ててよく見ると、小さな小さな穴があいています。
この穴の大きさが、いのちのはじまりの大きさです。

いのちの始まりは0.13mm。
はじまりから6週経つと、心臓が確認できます。しっぽのようなものも生えています。
お母さんが「妊娠したかも」と気付きだすのも、この時期です。

8週になるとしっぽのようなものはなくなり、男女の違いも出てきます。
20mmの大きさになりました。

12週で93mm、キャンディーくらいの大きさです。
へその緒が出来るので、お母さんから栄養をもらう事が出来るようになります。

20週(6か月)になると、お腹の中で動く様子が分かるようになります(胎動)。
お腹に聴診器をあてると、赤ちゃんの心臓の音も聞こえます。
どんな音なのか、北原先生が聞かせてくれました。
自分たちで脈をはかってみてから、音を聴いて違いがあるか比べてみました。
「けっこう速いね」
みんなの心拍数は1分間に60〜80回。赤ちゃんは140回。
こんなに速く心臓が動いているんだね。

へその緒の中には、血管が3本あります。
1本は、お母さんから栄養をもらうためのもの。
もう2本は、要らないものをお母さんに戻すためのものです。
お母さんは、赤ちゃんに栄養を与えるだけでなく、不要な物のお片付けもしてくれています。

ここまで体を作ることをしてきた赤ちゃんは、残りの3か月間で体重を増やしていきます。
その間、呼吸の練習をしたり(羊水を飲んでは吐き出し、肺を伸び縮みさせる)、お乳をのむ練習をしたり(指をくわえて吸う練習)、誕生に備えて準備をしています。

産まれると、赤ちゃんはすぐに泣きます。
みんなはどんな時に泣く?
「悲しい時」「痛い時」「嬉しいときも泣くよ」
じゃあ、赤ちゃんは産まれてすぐにどうして泣くのかな?

息をするために泣く、と知って子どもたちはとても驚いていました。
そして、産まれるまではお水(羊水)の中にいて、赤ちゃんは息をしたことがないという説明を受けて、「そうか!」と納得していました。

いのちのはじまりから、産まれてくるまでの流れを教えてもらいながら、それぞれの大きさのお母さんのお腹の中(子宮)と、赤ちゃんの大きさの人形も見せてもらいました。
「何ミリ」という説明だけでなく、実際の大きさと形のお人形を見るとイメージが湧いてきます。

ここで前半は終了。少し休憩です。
休憩中、子どもたちは北原先生の周りに集まって赤ちゃんのお人形を見たり、抱いたりしていました。興味があるのですね。

少しびっくりしたのは、
「(自分にも)赤ちゃん出来るかな?」「その前に結婚だね」
などと、子どもたちが妊娠や出産を自分事として考えていたことです。
自分が赤ちゃんだった頃の事を想像するよりも、将来自分が父や母になることを想像していることが、とても興味深かったです。
思春期に向けて、体だけでなく心も準備を進めているのだな、と思いました。

後半はまず、お母さんの子宮や骨盤・赤ちゃんの人形を使って、赤ちゃんが産まれてくる様子を教えてもらいました。
お母さんの骨盤は、入り口が横長で、出口は縦長。
決して広くないこの骨盤を通るために、頭を小さくして、回りながら出てきます。
「え?これ無理じゃない?」と思ってしまうくらい、本当にせまくギリギリの道を通って出てくる赤ちゃん。
頭が通った!と思ったら、今度は次に大きな肩がつっかえます。
それを上手に回りながら…
産まれたーー!!
お人形ながら、感動!

みんなで本物そっくりの赤ちゃんのお人形を抱っこさせてもらったり、重いリュックを抱えて妊婦さん体験もさせていただきました。

「赤ちゃんを抱っこしたことがあるから」と、首をしっかりサポートしてとても上手に抱っこしている児童も数名いました。

こうして命の誕生について学んだ授業。
養護の先生が、こう締めくくってくれました。

「とてもいいお話が聞けたね。命って本当にすごいね。
でも、これはみんなのお話だよ。
そして、周りにいるお友だちのお話でもあるよ。
こうして産まれてきた自分やみんなを、大切にしていこうね。」

そこにいる3年生一人一人の顔を見ると、それぞれに色んなストーリーがあったのだろうな、と思います。
お母さんも、赤ちゃんだったみんなも、命をかけて育み産まれ、その結果ここにいるのだな、と思うと改めて大切な存在だということに気付かされます。
何ができるとかできないとか、すごいとかすごくないとか、そんな事よりも、その子の存在自体がすでに尊く、愛おしいという事を忘れずにいたいです。

「いのちの誕生」というこの大きく深く大切なテーマを、2時間でお話してくださるのは大変だと思います。
北原先生、どうもありがとうございました。

この後3、4時間目には、去年急な休校でこの授業が受けられなかった4年生も、1年越しで授業を受けます。
3年生から1年成長して受けるこの授業。みんなの目には、心にはどう映るかな。

6年生調理実習(粉ふきいも)

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<Kの学校日記 vol.77>

3月4日(木) 晴れ 

あっと言う間に3月。
6年生の小学校生活も、カウントダウンが始まりました。

今日3.4時間目、6年生は家庭科の授業で、“粉ふきいも”を作りました。
今年度2回目にして、最後の調理実習です。
家庭にあるものを使って調理をしてみよう、という事で、みんなお家からじゃがいもを持ってきました。

持ち寄ったとはいえ、みんな同じじゃがいもに見えますが…
洗って、ピーラーで皮をむくと、
「色が違う!」
そう。種類や産地の違いでしょうか、中身が真っ白のものもあれば、黄色いものもあり、違いを発見しました。
皮をむいたじゃがいもは、芽をとります。

…と。ここで、私に向かって駆け寄ってくる児童が。
手を握りしめているので、怪我でもしたかな?と心配しながら手の中を覗き込むと…

手のひらには、小さなじゃがいもの欠片が。
「ほら、目みたい!」
取ったじゃがいもの芽の裏側が、目のような形をしていたのを見せにきてくれたのでした。
本当に芽が目みたいだったので、記念に写真を撮りました。
(ブログに載せるには被写体が小さすぎました)

こうして処理したじゃがいもは、包丁で適当な大きさに切ります。
どのくらいの大きさにするかは、班で相談して決めました。
切ったじゃがいもを鍋に入れて水をはり、火にかけて茹でます。

この間、
切ったじゃがいもに、つまようじで穴をあけて“顔”を作る子(・.・ ←こんな顔)、
しゃがんでガスの火を見つめる子(落ち着くらしい)
お皿を取りに行き、「いちま〜い、にま〜い」とお岩さん調の子
テキパキと片付けたり、台を拭いたりする子
と様々。

共通して言えることは、とても楽しそうで嬉しそうでした。
本当にみんなウキウキしていました。

茹で上がったじゃがいもは、お湯を捨てて鍋に戻し、塩こしょうで味付けです。
以前、スクランブルエッグを作った時に、塩や胡椒を入れ過ぎて味が濃くなってしまったので、今回は調味料の入れ過ぎに気をつけて。

味が決まったら、弱火にして鍋をゆすりながら粉をふかせて、出来上がり!
ラップに包んでみんなで分けたら、給食の時間にいただきます。

家庭科の授業が終わるとすぐに給食です。
まだ温かさが残る粉ふきいもを教室に持ち帰り、みんなで食べました。

食べている様子を6年生のクラスまで見に行くと、担任の先生がみんなに声をかけてくれ、全員の写真が撮れました。
それぞれ、手に(口に)手作りの粉ふきいもを持っています。

お味は美味しかったそうです。
今回は薄味にしたので、素材の味をしっかり感じた模様。
一人一人の表情を掲載することはできませんが、すごくいい笑顔を見せてくれました。

そして午後は、5時間目に6年生を送る会がありました。
こちらも子どもたちの様子を見ることが出来たので、後日掲載したいと思います。


それにしても。
昨日の<Tの学校日記>のクイズの答えが気になります。
正解の発表が待ち遠しいです。

まちたんけん(2年生)

<Tの学校日記3>

3月3日(水)晴れ

2年生のまちたんけんに同行させてもらいました。

梅が咲いているというのに、水たまりには薄氷という、
季節の変わり目であることを実感する寒さの中、まず郵便局に向かいました。

子どもにとって、目に見えるものすべてが興味の対象になります。
特に動くもの。
お店の解体工事で運ばれるがれき
道を平らにしているユンボ
そういったものに見とれていると、電柱やパイロンにぶつかります。

土に霜柱ができていました。
自分は、それを踏みつぶして足跡をつけて遊ぶくらいしか思いつきませんが、
“霜柱”という言葉から子ども達が連想したものは、「鬼滅の刃」。
「全集中、霜の呼吸、一の型」
みなさんは何のことだか分かりますか?
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郵便局に着きました。
明科郵便局では、郵便物の収集をやっていないので、仕分け等の作業は見られませんでしたが、
局員さんがていねいに説明をしてくれました。
話を聞くばかりにならないようにクイズも混ぜての説明です。

ここでもんだいです。
明科地域には、ポストはいくつあるでしょうか。
                答えはまた後日。ニコッ!

今日は令和3年3月3日。
そうです。3が三つ並んでいます。ということは消印の日付も・・・。
大人の事情で写真をお見せできませんが、子ども達は、3が三つ並んだ風景の入りの消印を押していただきました。

またまたもんだいです。
明科局の風景の入った消印には、何が描かれているでしょうか。
                ヒント:魚と花です。
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次は明科図書館に伺いました。

学校の図書館の何倍もの数の本に、子ども達の目は輝きます。
館長さんや職員の方に図書館の説明をしていただき、本を借ります。

その後、職員の方にお話をしていただきました。
重箱を使ってのお話で、最後にふたを開けると、たくさんのものが飛び出し、
子ども達は大きな声で歓声を上げました。
飛び出したのは、牛乳パックと輪ゴムでつくったバネのようなものです。
お土産にひとつずついただきました。

最後にみんなで記念写真を撮って図書館を後にしました。
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今年は、新型コロナウイルスの関係で、人を招くことも、外に出かけることも制限されましたが、
2月に感染警戒レベルが1になり、やっと活動ができるようになりました。
今日はわいわいランドや放課後学習室も行われました。

人とのかかわりに勝る教材はありません。
みなで基本的な感染対策を行い、子ども達の学習環境を守っていきたいです。

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明北小コンサートと、教頭先生

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<Kの学校日記 vol.76>

3月2日(火) 雨のち曇りのち雨 <第2稿>

【激写くん! Part6】

●1、2枚目
明北小コンサート、開催中!
先週水曜日から、給食の時間に『明北小コンサート』が放映されています。
↓こんな子どもたちや先生が、コンサートに出演しています。

・3人トリオで“夜に駆ける”を披露!
 2人がボーカルで、1人がドラム。ドラムは自分で考えて曲に合わせて打ってくれました。
 とても速くて難しい曲ですが、ボーカルの2人の息がぴったりです。

・自作の曲を披露!
 「森の中のうさぎさん」という、何と!出演者の2人が作った曲を披露してくれました。
 世界に1つだけのオリジナルソングです。

・今年もバイオリンで出演!
 生演奏が聴けないのが残念ですが、去年よりサイズが大きくなったバイオリンを携えて、今年も演奏してくれました。

・ピアノ演奏!
 音楽室のグランドピアノの蓋を開けて、ソロのピアノ演奏を聴かせてくれました。
 何度も練習したそうで、立派な演奏でした。
 
・先生も出演!
 指導補助員のY先生は、ピアノの先生。
 華やかなドレスを着て、ジャズを聴かせてくれました。

この明北小コンサートも、今日がラストステージです。
今日は、指導補助員(ピアノの先生)のT先生が、東京でフルートの勉強をしている息子さんと出演予定です!

4年生のクラスと、職員室での様子も激写しました。テレビに向かって拍手がおこっていました。


●3枚目
なんということでしょう…
昨日、教頭先生が児童に算数を教えているところを激写したはずなのに、その写真が見つかりません。
大ショックなのですが、今日の教頭先生のお仕事の様子を代わりに激写しました。

10月に遡ります。
教育実習の学生さんに対して、職員室で教頭先生がお話をされていました。
通りすがりに聞こえたその内容にひどく感動し、思わず同席させてもらった記憶があります。

普通の先生は、「言って聞かせる」
良い先生は、「説明する」
もっと良い先生は、「やってみせる」
最良の先生は、「子どもの心に火をつける(子どもがやってみたい!と思う)」

「あれ?」「どうして?」「やってみたい!」と子どもの心が動けば、あとは困った時に手助けをするだけ、なのだそうです。

子ども達は、先生がどうして欲しいかが分かるし、忖度してくれちゃうそうです。
なので、子どもたちが心から自分の意見を言える環境をつくることが大切。
そうして出た意見がぶつかったり、他の人と違ったりした場合、そこで考えて響くものがある。でも、忖度して出した答えはそうはいかない。
自分自身を出せる環境があるからこそ、子どもの成長に繋がる。

深い、深いです。
これは家庭にも置き換えることが出来そうなので、忖度祭りにならないよう気を付けねばと自省すると同時に、教頭先生の先生としてのすばらしさを感じた10月。

いつも穏やかで、声を荒げる事もなく、何でも話しやすい雰囲気がある教頭先生。
でもすごく面白い事もしてくれる教頭先生。
そんな教頭先生が授業をしたら、どんな風になるのか、見てみたいとずっと思っていました。

そして昨日、少しの時間でしたが児童に算数を教えている姿を見ることができました。
問題自体はきちんと解けている児童。
でも、えんぴつくん(問いにでてくるキャラクター)が出している条件に合った解き方ではありません。
そこを、教頭先生が導いていました。
そう、導くという言葉がぴったりです。

『教える』とはどういうことなのか、
子どもに関わるってどういうことなのか、
教頭先生を見ていると、深い問いがたくさん出てきます。
この辺を探求しだすと、ブログが永遠に終わらないのでこの辺で。
親向けの講演会とかしてくれないかなぁ…ぶつぶつ。

5年生図工(版画)

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<Kの学校日記 vol.75>

3月2日(火) 雨のち曇り

今日の1時間目、5年生は版画の仕上げをしました。
版画の下絵作りの様子を記事にしたのが1月19日。まだ版画に取り組み始めた頃でした。

それから下絵を完成させ、彫刻刀で彫り進めながら黄・赤の色を重ね…
そして今日、青色を最後に重ねる作業をして、みんなの作品が完成しました!

カメラを持って教室を訪れると、
「先生、見て!できたよ」
と作品を誇らしげに見せてくれる子どもたち。

先に出来上がった児童は、完成した数枚の中から1枚を選んで台紙に貼り、黒板に飾っていました。

まだ作業中の児童は、版木にローラーで青色を塗り、その版木を紙(黄色と赤が塗られたもの)にえいっ!と乗せて、ばれんを使って摺ります。
この、えいっ!が作品の出来上がりを左右する大事な作業。
「だれかー、手伝って」
と声がかかると、わらわらと子どもたちが集まってきて手伝っていました。
この助け合う姿がとても自然で、彼ら彼女らにとっての日常なのだなと感じます。

完成した版画は、どれも素敵です。
版画っていいなぁ。

5年生は今回、黄、赤、青の3色を摺ったわけですが、最初に黄色を塗る前に、白い色を出したい部分を彫ります。
次に、赤を塗る前に、黄色い色を残したい部分を彫って…
青を塗る前に…
頭が混乱してきました。

どの色をどう残すか、考えながら色を重ねるためには、頭を使いますね。
難しい!

“夕方の山”という作品。
真っ赤に燃えるような空。夕日を受けて金色に輝く家や電柱。
影になっている山の青とのコントラストが素敵です。懐かしささえ感じます。

“富士山”という作品。
雲と、山に冠雪した部分の白が印象的です。この“白”(色を重ねない部分)をしっかり出す事にこだわったそうです。
版木を見ると、雲、雪、空の削り方が全部違っています。
この削り方の違いが、出来上がった版画にも反映されていて面白いです。

人気だった“花火”の作品も、色の重ね方によって、全然違うものになっています。

狙い通りにうまくいった子も、やってみた結果思い通りにいかなかった子も、
「自分で考えてやってみた、その独創性が素晴らしい。
 チャレンジが見られて嬉しかった」
と、担任の先生がおっしゃっていました。

朝から、小さな美術館を楽しませてもらいました。

かしわ学級音楽

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<Kの学校日記 vol.74>

3月1日(月) 晴れ

思い出すと、なんだか泣きそうになる瞬間というのがあると思います。
悲しいとか悔しいということではなく、目頭が熱くなるというか。

そういう瞬間が、明北小にはいくつも転がっているのですが、先週の金曜日もまた、拾ってしまいました。そんな素敵な瞬間を。

4時間目。
かしわ学級では、音楽の授業中。
そこで、先生方がデュエットをしているという情報を、校長先生が伝えに来てくださいました。
カメラを持って駆けつけると、残念ながらデュエットは終わっていましたが、みんなで歌を歌っていたので、そのまま少しお邪魔することにしました。
とても楽しそうに歌う子どもたち、それに先生。
歌い終わると、自然と抱き合う先生と児童。

かしわ学級の担任A先生は、とても歌がお上手です。
心から音楽を楽しんでいるのが伝わってきます。
A先生が、こうおっしゃいます。
「音楽というのは、音を楽しむものなんだ。音を苦しむものじゃない。例えばこうやって…」と、リコーダーを取り出して吹くA先生。
「…あ、間違えた!(たぶん、わざと)でも、間違えてもOK!楽しむ気持ちが大切。」

それを、音楽のM先生と指導補助員(ピアノ教室の先生)のT先生が、いすに座って「うん、うん」と聞いています。
誰が偉いとか、誰が専門だから教えるとかではなく、そんな先生方の関係性がまず素晴らしいです。
大人たちの関係性、空気感のようなものを、子どもは意外と細やかに感じ取っています。
周りにいる大人たちのこういった関係性に触れることからも、机上の勉強では出来ない経験をしているのだと思います。

「さあ、これから何をやろう?」というA先生の言葉に、ある児童が
「ピアノ!」と答えます。
「いいねぇ!」
「何を弾こうか?」
「こいのぼり!」
「いいねぇ!」
そんなやりとりから、「こいのぼり」をみんなで奏でてみることになりました。

「ピアノ弾けないよ」
と、最初はこわごわとピアノに触れていた子どもたちでしたが、
「いいよ、だいじょうぶ。好きな音を出してみていいよ。合わせるから!」
というT先生の言葉に、どんどんと、心のままにピアノの音を出していました。
T先生が、その包容力で子どもたちに合わせて伴奏をします。

そしてその横では、M先生と一緒に“こいのぼり”を歌う児童の姿。
ものすごい一体感。

メロディー自体が合っているわけではないのです。
なのに、この心が繋がっている感。

後日、T先生に話を聞くと、音自体はばらばらだとしても、気持ちと表現がピタッと合わさることがあるのだそうです。
そうか、その一体感だったのですね。

曲が終わると、みんなで喜び合いました。
うまく弾くとか、難しいことをやるとか、そういうのもすごいけれど、この一体感が出せる、心を繋がることが出来ることの方が、うんとうんと、私の心には響き、残ったわけで。

なんて素晴らしい授業をしているのだろうと、感動、喜び、そういったものを感じさせてもらいました。
子どもたちも、先生たちも素晴らしいです。

そして今、私がブログを書いているこの場所から、教頭先生が児童に算数を教えているのが見えます。
以前、教育実習にきた学生さんに対し、教頭先生が話していた内容にひどく感動し、教頭先生が教鞭を執る姿を見たいなぁと思っていました。
ちょっと激写してきます。
機会があれば、お伝えします。

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学校行事
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3/12 学級事務(5時間授業)
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