最新更新日:2024/05/15 | |
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木の名札
<Kの学校日記 vol.67>
2月15日(月) 雨 雨ですね。 家を出るまでは気が重いのに、室内に入った途端、雨音も心地よく感じるので不思議です。 先週、庁務員の先生の机の前を通りかかると、ある物に目が留まりました。 小さな木の板に字が書いてあります。 『サワラ(椹) やわらかいことを意味する「さわらぎの略」ヒノキよりもやわらかいことに由来する』 『ヒノキ(檜) 「火の木」の意味で、枝をこすり合わせて火をおこしたことに由来する』 どうやら、木の名札のようです。 それぞれに、名前・漢字・名前の由来などが書かれています。 この名札、木をくり抜いて作った古いプランターを再利用したものだそうです。 解体して木の皮を削り、紙やすりをかけ、触れても怪我をしないように、つるつる滑らかお肌です。この生まれ変わった木の板に丁寧に字が書いてあります。 その名札を、渡り廊下から見える木々の一本一本につけてくださいました。 その様子を、休み時間に通りかかった1年生の児童達が見ていました。 庁務員の先生のどの作品もそうですが、出来上がるまでの過程がどれだけ大変だったのかなと思います。 自然のものや自然に還る廃材を利用し、手をかけ工夫し、生まれ変わる。 その工程や作り手の姿勢、あり方、そういうものを子どもたちが目にすることが出来るというのは幸せなことだと思います。 なんとなく日常の風景と化してしまっている木々の1本1本が、名札を読みながら見ると、また違ったものに見えてきます。 それぞれの木が違う顔を持っていて、名前の由来にもちゃんと理由があって、それがとても楽しい。 リアル植物図鑑が、明北小に出来つつあります。 木に触れて、葉っぱの裏側までしっかり観察できるのだから、こんなに素晴らしい図鑑はありません。 学校の西側や東側にある木々の名札も、続々と出来てきています。 お天気の良い日に木々と名札を見ながら歩いて、お気に入りの木を見つけてみたいな、と思っています。 次の1年生のために2月12日(金) くもり 驚きました。 ほぼ毎日、ブログの更新をさせていただいていますが、勤務の都合により出来ないことがあります。 昨日もそんな日でした。 今日は誰が更新してくれたんだろう?そう思いながら昨晩、明北小のブログをチェックしたところ… <Tの学校日記>という新コーナーが出来ているではありませんか! ふふふ、どの先生が書いているか、だいたいの目星はつきましたよ。 今後も楽しみにしたいと思います。 さて。 少し遡りますが、1月22日の1年生の学年通信に、こんな事が書いてありました。 『(来年度、明北小に入学する予定の)年長さんが、「1年生楽しみだなあ」と思ってくれるよう、小学校の授業の様子や紹介をDVD(映像)にして年長さんに見てもらう計画です』。 今年度、体験入学が出来なかった年長さんに対して、どうやら1年生のみんなが色々とサプライズを計画しているようなのです。 学校案内をする収録の様子を、ぜひ取材させていただきたいと担任の先生にお願いしていたところ、今日その願いが叶いました。 今日は、校庭(遊具)を紹介するメンバーの練習風景と、保健室紹介の収録の様子を見ることが出来ました。 校庭を紹介するメンバーは、空き教室に鉄棒を設置し、そこで練習をしていました。 前回りを披露したいのですが、高い鉄棒にいざ上ると少し怖い。 「上るだけでもいいよ」という担任の先生の言葉を聞いても、「やりたい」と挑戦する1年生の児童。 その気持ちを先生も応援し、丁寧に教える事数回。なんと1人で出来るように! 思わず拍手です。 保健室を紹介するチームも、撮影前に何度も台詞を練習しました。 保健室は大事な場所なので、どんな場所かきちんと知ってもらうために、伝わりやすい言い方に気をつけました。 緊張したでしょうが、先生とのやり取りの中で笑いが絶えず、楽しく収録出来ました。 収録していない児童達は、教室で年長さんに渡す“ぶんぶんごま”を作っていました。 来年度入学を控えた年長さんたちに出来ることを、自分たちで考え、実行している1年生たち。もうすっかりお兄さん、お姉さんの顔になっていました。 春になり、一緒に学校生活を送れるのが楽しみですね。 児童会の引き継ぎ2月10日(水)晴れ 令和2年度も2月を迎え、児童会の引き継ぎの時期になりました。 3日に児童会選挙の投票が行われ、 2月3日 投票日参照 児童会長が決まり、いよいよ5年生にバトンタッチです。 今日の6時間目に、5年生と6年生(左と中央の写真)、 そして、4年生と6年生(右の写真)で活動内容の引き継ぎがありました。 今年、ちょっと違うのは、 “4年生と6年生”の引き継ぎがあること。 今年の5年生は12人。 委員会の数は6つ。 各委員会に委員長と副委員長が1名ずつ必要なので、人数はぴったりです。 いや、もう一つ大事な仕事がありました。 それは、“書記”です。 4年生から選ばれた6名の書記も、6年生との引き継ぎをしました。 これまでがんばってくれた6年生から引き継いだことを大切にしながら、 自分たちらしい児童会をつくってほしいです。 本をお借りしています
15日から、図書館は蔵書点検に入ります。
なくなった本はないか、壊れたり古くなっている本はないか、現在明北小にある6500冊の蔵書全てを点検します。その為、本を借りることができなくなります。 明北小は読書の時間を大切にしており、毎日清掃の後に読書タイムがあります。例年、図書館から本が借りられないこの時期は、学級文庫や家から持ってきた本を読んでいましたが、今年は公共図書館から本をお借りすることができました。その数、95冊。一人一冊読めるくらいの数です。 低学年用と高学年用に分けて、近くの空き教室に簡単な書架を特設しました。学校にはない本もたくさんあるので、新しい本に出会うチャンスになります。また、シリーズものが1巻だけ入っていたりするので、続きが気になって公共図書館へ・・・という流れも期待できそうです。 お借りした本は、すべて地元の明科図書館「ひまわり」のものです。ひまわりは児童書も充実しており、いい本がたくさん入っています。これを機に、そちらへも足を運ぶきっかけになるといいなと思います。 4年生図工(版画)2月9日(火) 晴れ 5時間目、版画(自画像)を制作中の4年生のクラスにお邪魔してきました。 これまでの授業で試し彫りはしていましたが、下書きした板を彫るのは今日が初めて。 記念すべき本番初日です。 授業の最初に、担任の先生から今日の授業で進める事の説明がありました。 今日は、自分の顔の周りの部分を彫っていきます。 どの彫刻刀を使うのか、どの方向にどの大きさで彫るのか、線の部分はどうするのか、 見本の作品をモニターに映したり、黒板に書いたりしながら教えていただき、それが丁寧でとても分かりやすいです。 さあ、第一刀。 緊張の一瞬です。 ぱっと彫刻刀をつかみ、思いきって進めていく子。 周りの様子をうかがいながら、少しずつ確認して進めていく子。 丁寧に丁寧に、職人のように進めていく子。 削りカスをきちんと拾い集めている子。 それぞれの彫り方、進め方がとても興味深いです。 そしてみんな、とても静かに集中しています。 先生方が、1人1人の席を回りながら丁寧に見てくれます。 「もう少しこうするといいよ」と、担任の先生が少し彫ってお手本を見せてくれるのですが、それがとても上手で驚きました…! 何でも出来る小学校の先生って、本当にすごいです。 なかなかスムーズに彫り進められない子、 間違えて少し違うところを彫ってしまう子、 そんな子には、「慣れてきたら上手になるから」「(見本を見せて)ここなら彫ってもセーフ」と先生が声をかけ、子どもたちとやり取りをしていました。 開始から35分。 集中している子どもたちにも、だんだんと疲れが見えてきました。 体を伸ばしたり、手をぶらぶらしたり、削りカスを集めて山にしてみたりしながら、気分転換をします。 それでも、手を完全に止める子はおらず、最後までしっかりと進めていました。 給食でお腹いっぱいになった後の5時間目なのに、すごい集中力ですね。 私も見習わなくては…。 今日、みんなが書いた下絵を見せてもらいましたが、細かい描写もありました。 これからどんどんと彫り進めながら、彫刻刀の使い方にも慣れていくと思います。 秋には、黒い画用紙に書いた給食の絵で、素晴らしい作品を見せてくれた4年生のみんな。 この自画像の版画はどんなものになるのかな。 今から楽しみです。 【速報】1.2年生が帰ってきました!2月9日(火) 晴れ そり教室に行っていた1.2年生のみんなが、先程帰ってきました! 爺が岳スキー場のお天気は小雪。 パウダースノーでふわふわの良い雪だったようです。 1年生のバスに乗車していた先生によると、ほとんどの児童がスヤスヤと眠っていたそうです。 思いっきり活動して疲れたよね。 みんな、とってもいいお顔で帰ってきました。 引率の先生方に「ありがとうございました!」と元気にお礼も言えました。 激写くん!Part52月8日(月) 雪のちくもり 【激写くん! Part5】 ●1枚目 先週月曜日、視聴覚室のピアノの調律に来ていただきました。 明北小には、グランドピアノが3台あります。 体育館、音楽室、そして視聴覚室です。 視聴覚室のピアノは年代物ですが大きく、鍵盤はなんと象牙です。 象牙は、指先に吸い付くようなタッチで弾きやすいそうです。(高嶋先生談) 象牙の鍵盤は、今はフルコン(フルコンサートグランドピアノ、世界のトップピアニストがコンサートやレコーディングをする事を目的に作られるピアノ)くらいにしか使われないと調律師さんがおっしゃっていました。 年に1度の調律を済ませたこのピアノ。どんな音になったか弾いてみたい、いや誰かにぜひ奏でてほしいとひっそり思っています。 ●2枚目 木曜日、松本大学の学生さんが、来年9月のインターンシップの話をしにいらっしゃいました。お2人とも明北小の卒業生で、4日間かけて先生方のサポ―トをしながら、職場体験をするそうです。 対応した教頭先生と一緒に、卒業アルバムやビデオなどを見ながら懐かしんでいました。 母校での職業体験を通して、これからどんな未来を描くのかな。 ●3枚目 毎日明北小に通っているのに、見逃している庁務員の先生の作品があることに気が付きました。 そこで今朝、カメラを片手に校庭から築山を通りぐるりと外を1周してみました。 外を歩いていると、雪混じりの冷たい風が、容赦なく吹き付けてきます。 慌ててジャケットの前をしっかりと首まで閉めたところで、“北風と太陽”のお話をふと思い出します。 寒い…身も心も固く閉じてしまいそう。 と、見えてきた楽しい木々たち! 上の写真は、築山の横にある木々です。 両手をそれぞれに挙げていて、とても楽しそうです!仲良し三兄弟が踊っているところみたいに見えます。 下の写真は、校庭の西側、サッカーゴールの裏辺りにある木々です。 庁務員の先生いわく、「見る人によって色んなものに見える」とのことです。私には、小さいトトロと、中くらいのトトロと、大きなトトロに見えました。 みなさんは、何に見えますか? (ちなみに、校長先生にはこんな風に見えたようです↓) http://www3.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id... 北風の後に、あたたかい太陽のような作品に出会えて、心弾み校内に戻りました。 2月の保健掲示板(右)学校薬剤師の横林薬局 横林先生にお越しいただき、環境衛生検査を実施しました。適切に換気することができており、とても良い学習環境であるとお褒めの言葉をいただきました。今後も、子どもたちが集中して学習に取り組むことができるよう、環境を整えてまいります。 6年生租税教室2月5日(金) 快晴 今日の3時間目、6年生は租税教室がありました。 租税教室。税金について学ぶ授業です。 松本法人会事務局の井上さんと、法人会メンバーの明北電気工業 代表取締役の岩垂さんにお越しいただきました。 法人会とは、会社の社長や社員の方が集まって税金について勉強している団体だそうです。 外部講師を招いての授業。 これはお伝えしたいと取材を決めたのですが、税金についてかぁ、真面目で難しそう。眠くなったらどうしよう…と思いながらの参加。(すみません) いや〜楽しかった! テンポよく45分が過ぎていきました。面白豆知識も豊富で、メモが追い付かないくらいでした。 授業の導入部。 まずはこの問いから始まりました。 「税金は、あった方がいい?ない方がいい?」 先にネタバレしてしまうと、授業の最後に、改めてこの問いに直面します。 その時に、みんなはどう思うのか?最初の考えは変わるのでしょうか? そもそも、“税金”とは何なのか? 大きく国税と地方税に分けられますが、今日はその両方に関わる“消費税”について学びました。 日本の今の消費税はどのくらい?世界の消費税事情はどうなの? え?消費税がない国もあるの?(カタールやクウェートなどの中東の国はないそうです。) では、消費税の高い国(デンマーク)と、日本は何が違うの? デンマークは、消費税は高くても、幸福度は世界2位らしい… など、資料を見ながら進みます。 そして話は、日本で1年間に集まる消費税額に及びます。 年間で、約27兆円にのぼるそうです。27兆円って…0が多すぎてよくわからない。 …と思っていたら… おもむろに、スーツケースを持ち出す井上さん。 中を開けると、なんと!1億円が入っていました!(見本です) いやー、びっくりしました。 まさか本物か?と思ってしまったのは、私だけではないはずです。 1億円分の1万円札を並べると、長さ1メートル、重さは10kgになるそうです。 27兆円分となると、270km。これは長野県の南北の長さより長いというので驚きです。 このお金の使い道は誰がどこで決めているのか、そこまで確認したところで、アニメ上映となりました。 このアニメは、主人公が税金のない世界を体験するというものでした。 とある休日を、税金がある場合(日常)と、なくなった場合の2パターンで描いています。身近なところに使われている税金が今すぐになくなったらどうなるのか、アニメを通して疑似体験できたと思います。 こうして社会の仕組みやシステムを勉強している6年生。 12歳ほどの彼ら彼女らにとってはまだ難しく、自分事として捉えにくい部分もあると思います。しかも今回は税というテーマでしたが、岩垂さんのトークがとてもお上手で、最初から最後まで楽しく分かりやすく授業が進みました。 地元の方々のご協力に心から感謝です。 授業の後、1億円の束をみんなで触ったり持ち上げたりして味わいました。 見本だと分かっていても少し興奮していまいます。良い笑顔が見られました。 総合学習のチラシ配り2月4日(木) くもり お伝えしたいことが溜まってきております。 学校生活、1日として同じ日はありません。 子どもたちの様子はもちろんのこと、先生方をはじめ周りの方々の関わり、教室から見える景色さえ日々変化していきます。 そのほんの1ミリでも、お伝え出来たらいいなと思うのですが、毎日発見や感動があり、全てをお伝えしきれないというのは、嬉しい悲鳴でもあります。 1月28日の『激写くん!Part4』でお伝えした3年生の総合学習。 (記事はこちら↓) http://www3.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id... その翌日の29日。 3年生の別の班の児童たちが、かんだち山の事をまとめたチラシを、職員室に配りにやってきてくれました。 もちろん校長室まで足を運び、校長先生にも配ります。 子どもたちと会話をしながら、にこやかに受け取ってくれました。 教頭先生とは、カメラを構えるとカメラ目線でポーズをとってくれました。 『かんだち山 チラシ はいふ中!!』と書かれた旗を持ち、「チラシいりますか〜?」と声を掛けながら、先生方に配る姿がとても可愛らしいです。 「もらってください」という声掛けにしたら、より多くの人にもらってもらえるのではないかとのアドバイスを受け、配り方も変えていました。 チラシには、“高学年用”と“低学年用”の2種類が用意されていました。 私は高学年用をもらいました。 「そうか。 漢字が多いと低学年は読めない。でも、ひらがなだけだと高学年は読みにくい。 そこで、漢字とひらがなを使い分けて2種類用意したんだな。」 と、読み手に対する配慮に感心していたのですが… 子どもたちの工夫は、それだけではありませんでした。 今週に入り、まだもらっていなかった人のために、また職員室にチラシを配りに来てくれた3年生の児童。 今度は低学年用をもらいました。 そして中身を読んでみると… なんと、チラシの内容自体が違うものでした。 かんだち山で深刻な松枯れについてまとめられた高学年用に対し、低学年用は、松枯れの原因と言われているマツノマダラカミキリという虫にクローズアップしたものでした。 年齢による興味の違いまで配慮して作っているのか…!と思うと、本当にびっくり。 感動! 3年生という真ん中の学年ならではの発想かもしれません。 “チラシ”を作るうえで、ターゲットを絞り、それに合わせた内容を考えていくという技まで見せてくれた3年生の児童達。 この日も私の心を動かしてくれました。 投票日2月3日(水) 晴れ 朝8時10分。 3年生から6年生までの教室をZoomで繋ぎ、選挙演説が始まりました。 今日は児童会選挙の投票日。 これまで行ってきた選挙演説も、これが最後となります。 推薦責任者、立候補者の児童は、マスクをつけた状態でしたが、はっきりとみんなに伝わるように演説が出来ました。 演説の後は、投票にうつります。 4年生の教室で様子を見せてもらいましたが、選挙管理委員の児童達が、記入の仕方、紙の折り方、投票箱への入れ方など、投票の仕方を丁寧に説明しながら進行していました。 記入が終わったら、出席番号順に名前が呼ばれ、投票しました。 3年生から6年生までの投票箱は、今、職員室に保管されています。 2時間目休みに、選挙管理委員の児童達が開票するそうです。 それにしても、本当に堂々としたスピーチをしていた立候補の児童。 立候補するには、勇気が要っただろうな。 「やってみたいな」と思うところまでは簡単だけれど、そこから実際に手を挙げ、どんな学校にしたいかを自分に問いかけ、それを大勢の人に伝えるために言葉を選び、みんなを前にして話し、伝え、結果を待つ。 今回は信任投票となるわけですが、それでも自分の在り方を問われるようで緊張すると思います。 周りで支えてくれる仲間の存在は、とても大きかっただろうな。 小学校では高学年の5年生。 されど5年生。子どもたちの勇姿を見ていると、色々と思いを馳せてしまいます。 よく頑張ったね。とても立派でした。 選挙結果が出たら、心からの労いの言葉を贈りたいです。 春に向けて
<Kの学校日記 vol.60>
2月2日(火) 雨のち晴れ <第2稿> 明日は立春ですね。 今年の立春は2月3日。 3日が立春になるのは1897年以来124年ぶりだそうです。 暦の上では明日から春。 明北小でも、庁務員の先生が春に向けての準備を着々と進めてくださっています。 (写真1枚目) 小学校北側、国道19号沿いにある梅の花です。 つぼみが小さく膨らんでいるのを、庁務員の先生が教えてくれました。 白い花を咲かせようと、ぷっくり膨らんだつぼみがとても可愛らしいです。木々も春の準備を進めていますね。 (写真2枚目) 庁務員の先生が、鳥の巣箱を新しく作ってくれました。 すでにあったものに加え、新しい巣箱は、渡り廊下からよく見える位置に置かれています。 春になり、ひなを育てる姿が見られることを期待して。 (写真3枚目) 私の大好きなカッパが、春バージョンになりました! 剪定した際に落としたやつでの葉っぱと、春らしいパンジーが頭に咲いています。 この子も季節の移ろいを感じさせてくれる1人です。 明北小の校庭や庭、どこを見てもいつも手入れがされていて気持ちが良いです。 そして、子供たちが喜ぶような遊び心もいっぱいで、校内からでも季節が感じられるように様々な工夫がされています。 そんな庁務員の先生は、どのように毎日お仕事されているのか、いつか取材してみたいです。 春までに、そんな機会があるといいなと思います。 4年生音楽(旋律づくり)2月2日(火) くもり まずは昨日の3時間目、4年生の音楽の授業の様子についてお伝えしたいと思います。 4年生も今、旋律の授業をしています。 4年生は、リズムがとても複雑になります。 ♪ターンタンタタ、ターンタタンウン(ウンはお休み)の2小節です。 (音符の表記が出来ずに分かりにくくてすみません…) 付点4分音符や8分音符も加わり、とにかく難しいリズムなのです。 そして、旋律を作るために選ぶ音が“ミ、ソ、ラ、高いド、高いレ”の5つに増えます。 この5つの音を組み合わせて自由に作るのですが、最後の音は“ラか高いレ”のどちらかにします。 この最後の音を絞ることで、あとはどの音を自由に組み合わせてもまとまった旋律になるそうです。 この旋律の授業、他の学年はというと、2年生はお祭りのリズム、3年生はお囃子の旋律でした。 4年生は、このリズムとこの5つの音で、一体どんな音楽になるのでしょう…! これまでの授業で、それぞれがノートに旋律を作っていました。 自分の作ったものを見られるのは恥ずかしい気持ちもあるでしょうが、1人の児童がノートを見せてくれました。 4年生は、リズムに合わせて旋律を作るだけでなく、そこに“工夫すること”も記入するようになっていました。 1年生から進めてきた旋律の授業を通して、今年はさらに自分なりの工夫を取り入れてみるようです。 そして今回の授業では、1人1人が作った旋律を、班ごとに繋げて1つの曲にして、発表します。 本来はリコーダーでこの旋律を奏でる予定でしたが、リコーダー演奏が出来なかったため、3年生と同じようにオルガンで行います。オルガンで出せる幅広い音色の中から、どの音色にするかも自分たちで選びました。 発表前に、班ごとに分かれて練習をしました。 各班で1台ずつのオルガンを使いながら、賑やかに練習が進みます。 リズムが難しいので、音楽の先生方にアドバイスをもらいながら繰り返していました。 15分ほど練習をしたところで、発表にうつりました。 オルガンで旋律を弾く順番、選んだ音色、そして“工夫したところ”を発表してから、演奏しました。 このリズム、そしてこの5つの音… 組み合わせた曲を何度も聴いているうちに、共通点が見えてきたような気がします。 みんなはどんな印象を受けたかな? 何か共通点に気が付いた人はいたかな? 次回の音楽の時間に、今回取り組んだ旋律の特徴をもった音楽の鑑賞をします。 どんな音楽を鑑賞するかは、まだ秘密です。 その音楽を聴いてみると、なるほど!と納得して、今回の取り組みと繋がるかもしれません。 また、普段あまり手にしないような珍しい楽器の演奏にもチャレンジしてみる予定です。 本来であれば、音楽鑑賞と、この楽器の演奏を経てから、自分たちでも旋律を作ってみる…という流れだそうなのですが、 警戒レベルが上がったことにより、数が少ない楽器の周りに児童が集まり密になることを避けて、音楽の先生が順番を入れ替えてくれました。 リコーダーからオルガンへ。 そして授業の順番を入れ替えるなどの工夫をし、子供たちの学びの環境を整えながら授業を進めてくれる音楽の先生。 最後のまとめとして、こうおしゃっていました。 「今回、旋律をみんなで“つなげる”という事をしてみた。リコーダーからオルガンに変更があったけれど、そのことで“みんなでぐるぐる回ったり”“音色を選ぶ”事が出来た。旋律を“つなげる”という事を、よりみんなで工夫することが出来たね。」 色々な変更に柔軟に対応しながらも、より子どもたちの学びを深めることが出来た音楽の授業でした。 3年生音楽(お囃子の旋律づくり)2月1日(月) くもり 音楽の先生から、良い情報をいただきました! 今日、3年生と4年生の音楽の時間に、発表があるとのこと。 今、旋律作りの授業中で、出来上がった曲の発表がそれぞれあるそうなのです。 これはぜひ見せていただきたいと、取材に行ってきました。 2時間目、3年生の音楽の時間です。 3年生は、“お囃子の旋律”を作っていました。 ♪ターンターン、タンタンタンウン(ウンはお休み)の4拍子2小節のリズムに、“高いレ、高いド、ラ”の3つの音を当てはめて作ります。 本来であればリコーダーを使って、作った旋律を演奏する予定でしたが、警戒レベルが上がったことによりリコーダーの演奏が出来ないため、オルガンを使って演奏することになりました。 オルガンは、色々な音色を奏でることが出来ます。 そこで、どんな音色を使って演奏するかも、子供たちが選ぶことになりました。 今日は、それぞれが作った旋律を、班ごとに繋げて1つの曲にして演奏発表をします。 各班、4人ずつ。 8小節の曲が完成することになります。 どんなお囃子の音楽が出来上がるのかな?みんなが、オルガンのどんな音色を選ぶのかも楽しみです。 まずは、各班に分かれて練習をしました。 発表の際には、オルガンをひく順番や選んだ音色なども説明します。 誰がどの台詞をいうのかも、各班で話し合って決めていました。 オルガンを弾く時には、1人ずつ入れ替わって、ぐるぐる回りながら自分の旋律を弾きます。音が途切れないように、素早く順番を入れ替わるのもポイントとなりそうです。 練習を重ねるたびに移動も早くなり、ぐるぐるとずーっと回っている班もありました。 (まるで止まることを知らないマグロがぐるぐる回遊するように、すごい速さで回っていました。) そして、お待ちかねの発表の時間です! 曲の長さとリズムは同じ。 でも、選んだ音、選んだオルガンの音色、それを並べる順番、終わりの音などで、全く違ったものになります。 それぞれどんなところが違うのか、味わって聞いてみてね、と音楽の先生からお話がありました。 それぞれが選んだ音、それが連なって旋律となり、その旋律がまた連なって一つの曲になっていきます。 班のメンバーのどの旋律をどの順番に持ってくるかでも曲の印象が変わってきます。 そして、オルガンで選んだ音色がまた、曲の印象を違ったものにしていました。 オルガンで選べる音色は、“ピアノ、トランペット、バイオリン、オーボエ”などなど…幅広くあります。 お囃子の音楽ということで、“琴”を選んでいる班が多かったですが、中には“パイプオルガン”を選んでいた班も…。 また、班の全員が同じ音色にしたり、1人1人違った音色にしたり。 違う音色にした場合は、オルガンのボタンを押して音色を変える必要が出てきます。 ある班は、自分が演奏した後に次の人が演奏する音色のボタンを押してから交代。 またある班は、余裕を持って2人先の演奏に備えて待機し、ボタンを押していました。 どの人が押せばスムーズに回るのか、考えて工夫しているのが見てとれます。 班ごとの発表が終わる度に、みんなに感想を聞きました。 「曲の終わり方が良かった」 「一人ずつ音色を変えていてすごいと思った」 「リズムやテンポが良かった」 「音が変わるところが、素早くていいなと思った」 など、それぞれの班の良いところを見つけて発表してくれました。 同じ人がいつも発表するのではなく、本当に色んな人が手を挙げて発表していました。 人の発表を静かに聞いて感想を持ち、それをみんなの前で自分の意見として発表が出来る事、それを多くの児童が出来ていることが素晴らしいです。 きっと、自分の意見を自由に言える環境が普段から整っているのだなと思います。 物怖じせず、自分の想いを、伝えるべき場で多くの人の前でも伝えられる事は大切な力だな、と改めて感じさせてくれた3年生でした。 つづく… (4年生の音楽発表の様子は、明日掲載予定です。) リモートでの教室訪問演説
<Kの学校日記 vol.57>
1月29日(金) くもり 今日は児童会選挙の投票予定日でしたが、スケジュールに変更があり、6年生の教室訪問演説(Zoomを利用したリモート)を行いました。 今週の火曜日に3年生、水曜日に4年生、そして今日の6年生で最後の教室訪問となります。 3回目のリモート演説となる今日は、チャイムが鳴る前に機材など諸々の準備が整い、時間通りにスムーズに始まりました。 選挙運営に直接関わっていない児童も、準備が円滑に進むよう気づいたことを声がけしたりと動いていました。 立候補者の児童も、推薦責任者の児童も、本当に立派な演説でした。 立候補者の児童が掲げる学校運営には3つの柱があります。 その1つ1つを話すタイミングで、黒板の垂れ幕?が下がるようになっています。(くるくると巻いた紙が下がり、文字が出てきます。) 机の下には黒子がいて、ちょうど良いタイミングで垂れ幕を操作していました。 立候補者の演説が終わると、質疑応答の時間がありました。 手を挙げた6年生の児童からは、質問ではなく、応援メッセージをもらいました。先輩から暖かい言葉をもらうことができ、きっと力になったと思います。 演説が終わった後は、担任の先生と一緒に片付けをしながら、反省や感想を言い合っていました。 投票日は、2月3日の予定です。 (写真1枚目)演説をしているところ (写真2枚目)演説を聞く4年生と6年生 (写真3枚目)演説が終わった後 激写くん!Part41月28日(木) くもり 【激写くん! Part4】 ●1枚目 昨日、激写した1枚。 卒業記念文集用の職員の写真撮影がありました。 2時間目休みに、正面玄関横にて。全職員が大集合です! 先生方のスーツ姿はあまりお目にかかれないので、眩しいです。 休み時間に外に出た児童達が、覗いていました。 ●2枚目 こちらは、本日給食の時間に激写! 3年生が、総合学習で学んだことを発表してくれました。 今回のビデオで発表してくれた班もありましたが、チラシやポスター、後日放送にて発表してくれる班もあるようです。 次の班へのフリや、発表の予告などもあり、テンポよく楽しいビデオでした。 3年生外国語活動1月27日(水) くもり 今日は、3年生の外国語活動の様子をレポートします。 校内を消毒して回っていると、教室から児童や先生の声が聞こえてくることがあります。 先週の水曜日、3年生の教室からとても元気で楽しそうな声が聞こえてきました。 そっと近づいてみると、どうやら英語を話しているようです。 3年生は、“外国語活動”という科目として、5年生から本格的に始まる外国語の授業に向けて、英語に慣れ親しむ時間があります。 担任の先生が、リズムに合わせて英語を話すと、子供たちが後に続きます。その様子がとても楽しそうだったので、次回の授業の様子を見せていただけるようお願いしていたのでした。 明北小では2週間に1度、水曜日にALTの先生が来てくれます。 今日はその日です。 2時間目、3年生の外国語活動の授業が始まりました。 「Let’s start English class!」というお当番さんの言葉に、クラスのみんなが続きます。 今日のゴールは、”動物の名前を言おう!”です。 まずは、教科書についている動物の絵と英単語が書かれたカードを、各自で切り離していきました。 カードが準備出来たら、全てのカードが揃っているかを確認します。 ALTの先生の発音の後に続きながら、そのカードを手にして上にあげます。 何度か繰り返すうちに、だんだんと動物の単語が頭に入ってきたようです。 慣れてきたところで… なんと! ビンゴ大会のはじまりです! 動物カードの中から9枚を選んで、自分の好きな場所に置いていきます。 3枚揃ったらビンゴ! ビンゴになった児童は、分かるように赤白帽子をかぶりました。 カードを発表するのは、担任の先生です。 「ワン!ツー!スリー!」の声とともに、動物のカードが示されます。 …緊張の一瞬! 「あー、キャットかぁ!」 「カウ、来い!カウ!」 など、すっかりみんな英語を使って会話していました。この対応力がすごいなぁと感心してしまいます。 カードの枚数を重ねるごとに、出てきたカードの動物を英語でいうみんなの声もどんどんと大きくなりました。 とても楽しくて盛り上がった時間でした。 最後に、テレビを使って短い英会話文の練習をして、ふりかえりシートを書いておしまいとなりました。 この授業中に、子供たちは英語を書くという作業はしていません。 先生たちと一緒に、ゲームや会話を通して英語に触れていました。そしてそれがとても楽しそうでした。 英語が楽しい!もっと学んでみたい!そんな意欲につながる時間を今、過ごしているんだなと思います。 今年度最後の職員の読み聞かせ
今朝は、今年度最後の職員の読み聞かせがありました。
学年に合った本を選んだり、読み方を工夫したりと、子どもたちに喜んでもらえるよう準備する職員の様子と、「今日読み聞かせだ!」「どの先生が来るのかな?」と楽しみにしている児童の様子が両方見られて、朝から学校全体がワクワクしているように感じました。 始まって教室をのぞくと、先生が読んでくれるお話を夢中になって聞く児童の姿がありました。明北小の子どもたちは、どんなお話も一生懸命に聞くことができます。お友達の様子で気になることがあれば、子ども同士で正すことができます。みんなでいい雰囲気を作ることで、素敵なお話の空間が生まれています。 読書交流やボランティアさんの読み聞かせが行えない中で、年3回の職員の読み聞かせは、職員にとっても子どもたちにとっても、大切な時間になったと思います。今後も続けていきたい活動です。 1年生図書館1月26日(火) くもり 1か月ぶりに、1年生の図書館の授業にお邪魔してきました。 3時間目が始まると、当番さんが前に出て号令をかけてくれました。 「これから、3時間目の授業をはじめます!よろしくおねがいします!」と、大きな声で元気に挨拶が出来ました。 今日、司書の先生が読んでくれた本は、にんじん、大根、ごぼうがお風呂に入る本でした。 それぞれのお風呂の入り方で、今のような野菜の色になったという昔話です。 「みんなは、お風呂に入っているかな?どの野菜と同じかな?」 という司書の先生の質問に、「大根!」と元気に答えている児童がいました。 若干、目が泳いでいる児童がいたような気がしたのは、きっと私の気のせいだと思います。 絵本の中の、ごぼうが“黒い”という表現に対し、 「ごぼうは黒くないよ。」「そうだよね、黒くはないよね。」と話している児童もいました。 黒いという表現に対する認識が面白いです。 日本語の色に対する表現は広くて豊かなので、その辺りの感覚を、こうやって絵本などを通して少しずつ学んでいっているのかな。 司書の先生の読み聞かせの後は、借りていた本を返却します。 返却したら、次に借りる本を選びました。 「この本、おもしろいよ。」 「この本、どうかな?」 「次、これ貸して。」 などと、情報交換しながら選んでいる児童達もいました。 1年生が借りる本は、読みやすい絵本や、図鑑、絵がほとんど入っていない本など、様々です。 ひたすら好きなジャンルの本を選ぶ子、図鑑や絵本などバランスよく選ぶ子。 それぞれの個性が出ますね。 図鑑を数冊選んでいる子は、がんばって持って帰ろうね。 借りる本が決まったら、司書の先生に“ピッ”とやってもらうのですが、バーコードをずらしながら本を重ねて、先生がやりやすいように持ってきている子が多くてびっくりしました。 相手の事を考えて、丁寧に行動できる事に感動です! 12月の読書月間を経て、本との関わりがそれぞれに深まったであろうところで、警戒レベルが上がったことにより、自由に図書館が使えなくなってしまいました。 それでも、司書の先生が考えてくださって、休み時間中に密にならないよう、週に2.3回ほど、学年ごとに利用することが出来ます。 そしてこの図書館の授業の中でも、1年生のみんなが本を楽しむ姿を見ることが出来ました。 担任の先生の「本と仲良くなる」という言葉が印象的でした。 今後は、2月15日から蔵書点検が始まります。 そのため、今学期に本を借りることが出来るのは2月5日までです。 これからも出来るだけ本とふれあい、うんと仲良くなって欲しいと思います。 春は近い?
1月25日(月) 晴れ
一年の中で最も寒くなる時期ですが、今日は「早春」を思わせるような天候となりました。 最近は「Kの学校日記」をお届けしていますが、今日は都合により「K」ではなく校長がHPの更新を担当しています。久しぶりの更新なので、「何を掲載しようか」とか「どんな文章にしようか」とか「いつも更新を担当しているK先生なら何を取り上げるだろうか?」と悩みながらパソコンに向かっています。 K先生のように、楽しくそしてわかりやすい文章や写真を掲載するのは、私にとってはすごく難しい事です。そこで、今日は校内を回っていて気づいたことをお知らせします。 (つまらない内容かと思いますが、お許しください) 下の写真 1 シイタケが顔を出していました。先日の雨で大きくなったのか?もっと前から顔を出していたのか? 2 正門近くのイルミネーションが撤去されました。 3 寒冷紗の下で花が開いています(正門奥の花壇) いずれも春を感じさせる事柄ですが、今はまだ1月。本格的な春はまだ先です。 でも、学校は春に向けての様々な準備が始まっています。明後日水曜日には卒業写真の撮影。金曜日は卒業文集の原稿提出日。 もうすぐ春ですね♪ |
安曇野市立明北小学校
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