相田みつを「人間だもの」から
　
　柔道の基本は受け身。受け身とは投げ飛ばされる練習。人の前で叩きつけられる練習。人の前でころぶ練習。人の前で負ける練習です。
　若者よ、頭と体の柔らかいうちに受け身をうんと習っておけ。何回失敗してもすぐ立ち直ることができるから。そして、負け方や受け身の、ほんとうに身についた人間が世の中の悲しみや苦しみに耐えて、ひと（他人）の胸の痛みを、心の底から理解できるから・・・。

　※　授業風景より