最新更新日:2024/05/26
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校訓:自律・貢献 教育目標:ふるさとを愛し、志をもち、社会に通用し貢献できる生徒の育成

1月3日(火)

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元日に石川啄木の句を紹介しましたが、1月初旬に次の句も残しています。

何となく 明日はよき事あるごとく 思ふ心を 叱りて眠る



 楽観的になることを戒めているような句です。進路実現に向けて、受験勉強に取り組まなければならない厳しい現実から目を背けることなく、しっかりと努力を積み重ねていくことが必要な3年生の状況と重なります。明後日1月5日に受験を控えている人もいます。もちろん休養やリラックスすることも大切ですから、一人一人の冬休みの計画の中で準備を進めてほしいと思います。
 また、1・2年生は、明日には部活動が始まる部もあります。3学期の目標や決意を再確認できるといいですね。

1月2日(月)初夢はどうでしたか?

 「初夢」とは、新しい年を迎え、最初に寝た日の夜に見る夢のことで、元日から2日にかけて見た夢とする説が一般的といわれています。
 初夢で縁起がいいとされるのは「一富士二鷹三茄子(いちふじ・にたか・さんなすび)」といわれています。富士は「不死」「無事」の掛け言葉で、不老長寿、無病息災、家内安全を意味するとされています。鷹は「高い」で立身出世を、茄子は「事を成す」で成功の意味と、実がよくなるので子孫繁栄の意味も込められています。
この初夢の言い伝えは江戸時代からのもので「富士や鷹やナス」なんて夢で見るわけないと思っている人も多いと思います。

 現代的な縁起のいい夢とは、将来成功・達成した夢といわれています。心理学の世界では、夢は深層心理の鏡といわれており、普段心の中にある欲求や本能が夢となって現れるとのことです。夢を信じて頑張る人は、将来成功する可能性が高くなります。現在の縁起がいい夢とは、「目標を達成する夢」や「大きな計画が成功する夢」といえます。
 
 生徒の皆さんは、お正月をのんびりと過ごしていることと思います。中には部活動の自主トレをしている人もいると思いますし、3年生は受験勉強をしている人も多いとと思います。
 さて、1・2年生はもちろんのこと、3年生も受験勉強を言い訳にせず、家族の一員として、短時間でもいいので家の手伝いをしてくださいね。家族に日頃お世話になっていることに対しての感謝の気持ちを行動で表すことができる上に、自分自身の成長につながります。

あけましておめでとうございます

 何となく 今年は良いことあるごとし 元日の朝 晴れて風無し
石川啄木

 啄木がこの歌を詠んだのは24歳の時です。実際の生活では啄木は生まれたばかりの長男を亡くし、両親も妻も病気がちで自分も体の不調のため、夜勤を止め手元に残るは借金ばかりという苦しい時代でした。それでも年が明けて青空を見ると、心が晴れやかになったのでしょう。また、苦難を乗り越えて頑張っていくという決意も感じます。
 決意新たに、晴れやかな気持ちで新年をスタートしたいですね。

石川 啄木(いしかわ たくぼく)、1886年〈明治19年〉2月20日 〜 1912年(明治45年〉4月13日)は、岩手県盛岡市出身の日本の歌人、詩人。
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