最新更新日:2024/04/28
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校訓:自律・貢献 教育目標:ふるさとを愛し、志をもち、社会に通用し貢献できる生徒の育成

第3学期始業式を行いました。

 皆さん、新年おめでとうございます。
 冬休みが終わり、今日ここに全校生徒が元気な姿で、顔を合わせることができたことを大変うれしく思います。今年一年が、よい年となるように皆さんとともに祈りたいと思っています。
 今年の冬休みは16日間でしたが、寒さはそれほど厳しくなく、穏やかな年末年始であったと思います。私は、二日、三日に行われる箱根駅伝を毎年楽しみにしています。今年は青山学院大学の2連覇となりました。往復10区間すべて1位という39年ぶりの記録も樹立しました。さらに、青山学院大学の2連覇以上に強く印象に残ったことは、1秒の大切さです。復路の最後の中継所、鶴見中継所では神奈川大学がたった4秒遅かったために、それまで走ってきた9人の汗のしみ込んだたすきを最終走者に繋ぐことができませんでした。1人があと1秒早く走れば間に合ったという瞬間でした。1人では1秒ですが、出場選手10人で10秒です。チームのため、学校のためという気持ちがいかに重要かを感じました。
 さて、間もなく、東日本大震災から満5年となります。本県の現状は、飛躍的に復興が進んでいることと、まだ復興半ばあるいはこれからが本格復興ということが混在している状態です。皆さんは、今後の福島県をどのようにしていくかを真剣に考える必要があります。そのことは、自分はどのように生きていくかということを考えることに他なりません。福島県のために、伊達市のために、霊山町のために何ができるのかを考えることは、自分の進路を考えることにもなると思っています。
 3年生は、この霊山中で過ごす日々は今日を含めて44日となりました。一人一人が自分の進路を真剣に考え、受験校を決めるとともに、すでに、いまだかつてない緊張感のもと、願書を書きあげた人もいます。全員が季節よりは一足早く、「桜咲く」の吉報を受け取ることができるよう、試験に向けて勉強を続けてください。
 2年生は、間もなく義務教育最後の一年を迎え、最上級生となります。先輩の姿から学んだことをどう引き継ぎ、どう発展させていくかを、考えながら3学期を過ごしてほしいと思います。また、引き継ぐだけでなく、自分たちの思いや発想も組み入れ、伝統と新しい試みが融合した霊山中学校をつくっていけるよう期待しています。そして、来年の今頃の自分を想像し、どのように自分を成長させ磨いていくかをイメージしながら、過ごしてほしいと思っています。
 1年生は、中学生としての自覚を十分持つことができているか、学習面、生活面から振り返り自分自身をしっかり見つめ直してください。そして、3ヶ月後に入学してくる新一年生のよいお手本となるように準備をしてほしいと思います。
 新春とはいえ、暦の上では2月の立春頃まで一年のうちで一番寒い期間に入っています。しかし、「冬、来たりなば、春、遠からじ」のごとく、厳しく寒い冬のあとには、暖かく希望に満ちた春が必ずやってきます。「桜咲く」の季節を笑顔で迎えられるように、今日からの第3学期が、皆さんにとって楽しく充実した日々となるよう心から期待し、今年最初のお話を終わります。

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